眠れる虎

監督:ジョセフ・ロージー

最初から最後まで登場人物たちの行動が不可解だ。精神科医の男とその妻、そして不倫関係になる居候の犯罪者。こいつらが一体なにをしたいのかさっぱり分からん。最後はふたり逃亡して自滅する。同じロージーの「召使」にちょっと似てる気がした。家の中で外部の人間が乗っとるみたいな構図が似てて、そういうシチュエーションが好きなのかなあ。。。

生涯の愛

監督:レイチェル・モリソン

喪失感。出会いから別れ、そしてその後の人生の喪失をマーガレット・クアリーが体現。コロナの頃はこういうカップルも多かったことだろう。ガタイのいい相手役のアーロン・ピエールは初めて見る役者だった。シュワちゃんジュニアも出てた。キャサリン・キーナーが結構年取っちゃったなあ。生涯の愛ってのは大袈裟だとは思うけどね。どうせまたすぐ次の相手を見つけるんだろうし。。。

遠い国

監督:アンソニー・マン

とても地味な西部劇。だから退屈かと思いきやなぜか心地よかった。大自然や雪山、砂金堀りなどの雄大な風景がなんか沁みるものがあった。ジェームズ・スチュワートもヒーローといった感じではなく、どこかひねくれていて弱さもあった。そういう町の住人たちのプライドをかけた闘いが静かだが、落ち着いた味わいをもたらした。ジョン・マッキンタイアの悪役ぶりもいい。彼はほんといい存在感を持っている。そして女優さんもすごい綺麗だったなあ。最後も愛のある行動に結構やられた。。。

モーガン先生のロマンス

監督:ジョージ・スティーヴンス

眠かったせいもあってか内容もあまり入ってこなくて全然楽しめなかった。眠い時にそこまで興味のないロマンス系は無理だったか。どこかなよなよしたジェームズ・スチュワートも魅力的に見えなかった。ジンジャー・ロジャースとの掛け合いもあまり記憶にない。うん眠かった。。。

バーチャル・ダイブ 偽りのエンパシー

監督:イェディディア・ゴーセットマン

モノクロだからB級な内容ながら、どこかインディーズっぽいというかエッジが効いたものになっていることに成功している。VRという設定だと思ったら実は「君の名は」みたいな装置だったというやつ。アロノフスキーの「π」やノーランの「フォロウィング」のような若手の頃の空気を感じることはできたかな。。。

仕組まれた罠

監督:フリッツ・ラング

最近グロリア・グレアムの出てる映画ばっか観てる気がするがまあいっか。これジャン・ギャバンの「獣人」のリメイクだったんだ。あっちと随分印象が違うなあ。主役が夫ではなく、不倫相手のグレン・フォードだからなのかもしれない。ブロドリック・クロフォードだと風貌からただの嫉妬深いオッサンにしか見えないし、グレアムも悪女という印象はなかった。男を手玉に取るというよりは、恋に破れた女性の悲しい生き様のように見えた。無情なラストでそれでも列車は進んでいき、なんだか複雑な気持ちになった。。。

重役室

監督:ロバート・ワイズ

社長が急死して、次期社長の座を巡って対立するドラマ。豪華キャストでそこそこ見応えはあるが、若干気になるとこもある。もう少し最後の社長の投票は白熱したものが見たかった。そしてウィリアム・ホールデンの主張がそれほど響かなかった。理想は分かるが、企業というのはそれほど甘くない。フレドリック・マーチを悪役のように見せてるが、個人的にはやや同情してしまった。そもそもホールデンは立候補してないじゃん。最後強引にねじ伏せたとこに、綺麗事並べたら勝てるなら苦労はしないよなとどこか冷めた気持ちで見てしまった。。。ちょいおまけ。