ショッカー

監督:ウェス・クレイヴン

80年代、そしてウェス・クレイヴンらしいホラー。思ったほど面白くなかったけど、設定とかは嫌いじゃない。次々に電波になって人に乗り移ったり、電波になってテレビの中に入り込んだりとアイデア自体は悪くないのだが、どこか滑稽で安っぽい作りに見えてしまうのが80年代。はっきり言っていろいろ設定がおかしいのだが、勢いで押し切ったバカホラー。

デモンズ

監督:ランベルト・バーヴァ

監督はマリオ・バーヴァの息子で脚本にダリオ・アルジェントとなんか濃厚。典型的な80年代のホラー映画。映画館を舞台にしたゾンビ映画で、血がドバドバ内蔵ぐちゃぐちゃなやつ。ひたすら残虐シーン一辺倒で、もはや内容はないが勢いだけはある。ホラーとしてはこれでいいと思うが、映画としては平凡。。。

ガラスの花と壊す世界

監督:石浜真史

アンチウィルスを擬人化して萌え化したアニメ。「マトリックス」みたいな感じか。アイデア自体は面白いと思う。人類がAIに突き進む終末的な未来と衰退など、ありがちな設定ではあるがよく出来ていると思う。1時間強と中編なので観やすいけど、萌えが苦手だとキツイかも。

Sexual Drive

監督:吉田浩太

「納豆」「麻婆豆腐」「背油大蒜増々」の3つのオムニバス。一番好きなのは「麻婆豆腐」。全体的にまあまあな短編なんだけど、全てに出てる芹澤興人の変態キャラが面白く、奇妙でシュールな笑いがクセになる。それなりに面白くなったのは彼のおかげ。サディズムマーボーというパワーワードがウケた。しかしさとうほなみってこんな美人だったっけ。。。ちょいおまけ。

ピンカートンに会いにいく

監督:坂下雄一郎

売れない元アイドルグループ“ピンカートン”がアラフォー女子となり、全員集まって再結成をめざす。哀しく痛々しいけど、それでもやり残したことがあったのだろう。売れなかったアイドルたちの応援歌。あまり再結成までの葛藤がなく、結構あっさり再結成してしまったけど。松本若菜、芋生悠はブレイクしたなあ。小川あんが松本の少女時代の方がしっくりくる気がするのだが。最後ピザを入れ替えるとこが最初に繋がり、いいラストシーンでした。ちょいおまけ。

At the terrace テラスにて

監督:山内ケンジ

「おとなの事情」の二番煎じかと思ったら同じ時期に作っていた。あっち観てなかったらもっと楽しめたのになあ。山内ケンジは好きだけど、これはそこまでハマらなかった。最初は確かに面白い。独特な空間を作り出し奇妙でシュールな会話劇は楽しく、これはいいかなと思ったけど後半失速した感。悪い意味でグダグダになった。ゲイ話になるのはこの手の映画のお約束。石橋けいは結構好き。岡部たかし最初気付かなかった。。。

渇きと偽り

監督:ロバート・コノリー

オーストラリアの乾燥地帯という舞台がいい。この干上がった土地が主役といってもいい。田舎に戻ってきた刑事が旧友の自殺事件を追う。この事件と自分たちの過去の事件が交錯する構成になっている。多少ダラダラとした展開ではあるのだが、二つの事件の真相が分かる終盤が切ない。とても渋い作品で味のあるミステリーだった。そして最近ハリウッドであまり見なくなったけどエリック・バナがいい。好きな役者なんだよねえ。。。