2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

天国はまだ遠い

監督:濱口竜介38分の短編。短いが意外と濃い。幽霊の姉と妹とその幽霊にとり憑かれた男。出演者3人による癒しと再生。カメラを回し真相を追うが、そこにあるのは真実か嘘か。全てを知っている男の立ち位置が、周りを翻弄しかつ癒す。とても不思議な風味の…

フーズ・ザット・ガール

監督:ジェームズ・フォーリー昔観たような気もするが。。。いやあいかにも80年代のドタバタコメディ。バカ映画だが、憎めない魅力あり。マドンナはウザいけど、そのバカっぽさをしっかりと魅力に変えていたとは思う。グリフィン・ダンが意外に良かった。…

ありがとう、トニ・エルドマン

監督:マーレン・アデ終わってみれば、父と娘の掛け替えのない日々。まあそこに至るまでは迷惑以外の何物でもないんだけど。まともだった父が突如トニ・エルドマンとして神出鬼没に現れる。恥ずかしくて父と言えず困惑する娘。この辺までは面白かったが、中…

ワン・デイ 悲しみが消えるまで

監督:イ・ユンギ幽霊というか生霊と保険調査員のファンタジードラマ。うーんなんかテレビで十分な話で、わざわざ映画でやるほどのものでもない。特に感動するわけでもなく。。。

隠された時間

監督:オム・テファなんか想像してた映画と随分違った。これは「刻刻」だね。要は時間の止まった世界。この設定を面白く活かせたかというと、正直微妙と言わざるを得ない。いつもながら韓国映画の情緒のあざとさが嫌い。

きみの声をとどけたい

監督:伊藤尚往悪くはない。湘南、ラジオ局、青春とまあひと夏の小さな奇跡のような話で、爽やかな作品ではある。ただなんつーかアニメである必要があるのかというのが、ちょっと疑問ではある。言葉は人を幸せにもするが傷もつける。悪い言葉は自分に返って…

アナベル 死霊人形の誕生

監督:デヴィッド・F・サンドバーグよくよく調べたら、スピンオフ第1作目の「アナベル 死霊館の人形」を観てなかった。。。でも観てなくても問題ない(と思う)。正直この人形で引っ張るのももう限界なんじゃないの。驚かすバリエーションも出尽くしたと思…

セールスマン

監督:アスガー・ファルハディ中盤までは普通かなぐらいだったのが、終盤急展開する。アスガー・ファルハディはとてもインテリな感じがする。そしてサスペンス作りがいつもながら巧妙で、突然思わぬところからパンチを繰り出す。終盤主人公はいろいろな選択…

デッド・フレンド・リクエスト

監督:ジーモン・ファーフーフェンドイツ映画らしいが、英語だしハリウッド映画と変わりない。まあSNSがツールとして使われているが、よくある平凡なホラーで観るべきものはない。オチというかラストだけはまあまあよかった。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

監督:アンディ・ムスキエティ意外とこぢんまりとした印象。まあ序章っていったとこだな。あまり怖くないし、正直そこまで良いわけでもない。ただこのスタンドバイミー的なノリは好き。まあこれは大人編であるパート2への始まりにすぎない(と思う)ので、…

キュア 〜禁断の隔離病棟〜

監督:ゴア・ヴァービンスキーいやあこれは酷い。よくある隔離病棟ものの域を出ず、どっかで観たことあるような展開の数々。この内容で147分は苦痛。なぜこんな長いのか謎。デイン・デハーンの無駄使い。これでゴア・ヴァービンスキーはさらに信用できな…

スケア・キャンペーン

監督:コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズどっきりカメラのホラー版。騙す側が騙されるというとこは面白いのだが、あまり上手くできてない。オチも想定内。もう一段階ひねってもよかった。若干作りが雑で、ラストは綺麗に締めてほしかった。

STAR SAND -星砂物語-

監督:ロジャー・パルヴァースうん悪くはない。ただそれほど深みを感じない。初監督だから無理もないが、演出的にもやや拙さを感じる。沖縄の風景を活かしきれず、画に力が無い気がした。ただ収穫もある。織田梨沙が素晴らしい。彼女の力強さ、優しさ、凛と…

ホンドー

監督:ジョン・V・ファロー悪くはない。ただちょっと地味だし、なんとなくジョン・ウェインのずるさに男として若干言い訳がましさを感じた。人妻を奪いたかったようにも見え、まあ厳しい時代だし、逆に人間臭いとも言えなくもないが。個人的にはもっとアッ…

侵入者 逃げ場のない家

監督:アダム・シンドラー全編家の中という低予算映画だが、それなりに観れる作品だった。狩る側と狩られる側が逆転するという発想は面白い。ただ悪くはないのだが、さすがに家の中だけでは広がりがなく終盤は息切れ。暇つぶしにはよし。。。

緯度0大作戦

監督:本多猪四郎本多猪四郎だから観たが、映画としては酷い出来。それでもそんなに憎めないのは、ライオンやコウモリ人間などのショボいクリーチャーたちや人間の脳をモンスターに移植など、チープさにどこか魅力を感じるからだ。それにしてもジョセフ・コ…

新感染 ファイナル・エクスプレス

監督:ヨン・サンホ評判よかったから、どれだけ凄いのかと思ったら普通のゾンビ映画だった。列車内のゾンビというのが新しかったのだろうか。いろいろとアイデアは盛り込まれていて、よく出来てはいるが騒ぐほどではない。危機的状況だからこそ人間の本質が…

ソウル・ステーション/パンデミック

監督:ヨン・サンホ「新感染」の前日譚を描いた同監督のアニメ。ゾンビの長編アニメというのはめずらしい。アニメとしては正直ショボイ。でもそのショボさはそれほど気にならない。ひたすらゾンビから逃げるだけで、内容的には大したことないが、その中で社…

こどもつかい

監督:清水崇清水崇ももうダメかな。「7500」は意外に面白かっただけに、アメリカでB級映画撮ってる方がマシなんじゃない。タッキーのキャラはジョニーデップをモデルにしてるんだろうな。多分。。。

スリープレス それは、眠ると憑いてくる。

監督:ジョナサン・ホプキンスなんか「エクソシスト」とか、この手のホラーの寄せ集めで、つまらない。どっかで観たことあるようなシーンばかりで、全く新味がない。

ミックス。

監督:石川淳一脚本は古沢良太。古沢のオリジナル脚本の映画はどれもイマイチ。彼はテレビ向きだね。はっきり言って中身のないスポーツラブコメ。スポーツとしてみても、恋愛としてみても、コメディとしてみてもどれも中途半端。ガッキーを見るためだけの映…

宇宙怪獣ガメラ

監督:湯浅憲明ガメラの存在感が薄い。むしろマッハ文朱が一番目立っている。過去の映像を使い回したり、なんかいい加減な作り。ガメラシリーズと見ないで、番外編みたいな位置づけでいいと思う。こち亀とかヤマトとかなんか流行りものに乗っかっているけど…

ヒロイン失格

監督:英勉少女漫画映画に甘い俺でもこれはつまらなかった。桐谷美玲に魅力なし。山崎賢人と坂口健太郎も別にイケメンじゃないし。福田彩乃が女子高生とか無理ありすぎ。個人的にはややポッチャリの我妻三輪子が唯一可愛らしかった。中身の薄い恋愛を見せら…

ドリーム

監督:セオドア・メルフィ良い作品なんだけど、綺麗に描きすぎな気もする。娯楽映画だからこれでいいんだけど、現実はもっと厳しかっただろう。宇宙飛行と差別という二つのテーマを分かりやすく、上手い具合にまとめ上げ、差別を扱いながら爽やかな印象を残…

ミクロの決死圏

監督:リチャード・フライシャー観る時代によって印象は異なるだろう。で今の時代で観た結果、うーんというのが正直なとこ。このチープさは嫌いじゃないのだが、どうも中途半端さが気になった。特撮部分はまあまあ頑張っているといえる。ただスパイの部分と…

恐怖

監督:セス・ホルトこの手のスリラーは、妄想か騙されてるかの二択なのだが、まさかもうひとつの選択肢があったとは。短い時間ながら非常によくできた脚本で、しっかりと騙させてくれる。車椅子なんていかにもなアイテムだし。。。まあなにかあるとは予想は…

アヴェ・マリアのガンマン

監督:フェルディナンド・バルディまあありきたりな復讐だが、それほど復讐の憎しみ度が高く感じない。そもそも父殺しの男が全然強そうではない。普通にすぐに倒せるぐらいの男なのに、今まで何してたのって感じ。とにかくラスボスが弱すぎて、こちらの感情…

追跡

監督:ブレイク・エドワーズどうも犯人と警察の攻防に緊迫感がない。犯人は変態性があって悪くないのに。ただ警察の地道な捜査とかはいいんだけど、若干話は長く冗長で、もっと短くていい。でもマネキンのシーンとかラストの野球のスタジアムとか印象的なシ…

カメラを止めるな!

監督:上田慎一郎サスペンス系かと思ったら、ガチガチのコメディだった。なんとなく三谷幸喜の「ラヂオの時間」を思い出した。なるほど、安っぽさを逆手にとり、アイデアで笑いに持っていき、最後はきちんと映画愛も感じられた。これは映画館で観るべき映画…

ウォーキング・ウィズ・エネミー/ナチスになりすました男

監督:マーク・シュミットナチスになりすまし多くのユダヤ人を救った実在の人物を映画化。かなり綱渡りな状況で、多くの命を救ったが、またばれない為に虐殺を黙認し、辛い決断もたくさんあったことだろう。この映画を観て感じたのは、人の命の軽さだ。ナチ…