2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ならず者たち

監督:ヘンリー・レヴィン ならず者一家の中でまともな主人公。その主人公が兄弟そして父と対決する。まあ普通に楽しめはするが、取り立てて特別なものはない。ただラスト崖から二人飛び込むとこは異色。父ジャック・パランスの怪演が笑える。

アウトレイジ 最終章

監督:北野武 うーんつまんなくはないけど、前二作とは明らかに衰えを感じた。作品に精気がない。昔のやくざ映画と比べても役者に迫力がない。老人たちが騒いでいて若干痛々しさを感じてしまった。衝撃だったのは、観終わってから知った塩見三省。別人のよう…

ブリグズビー・ベア

監督:デイヴ・マッカリー 本来なら赤ちゃんの誘拐という結構深刻な話なんだけど、どこかユーモアにあふれている。暗く真面目な映画にせず、前向きなコメディ風味にしたのが新しい。久しく見てなかったグレッグ・キニアが健在でいい味。マーク・ハミルも出て…

君の名前で僕を呼んで

監督:ルカ・グァダニーノ ゲイ映画。ひと夏の恋をダラダラと描く。この手の作品は好みではないというのもあるが、それにしても何も起きない。細やかな心情などはじっくりと描くが、それだけならこの長さはいらない。イタリアのロケ地等はいい。ティモシー・…

ランペイジ 巨獣大乱闘

監督:ブラッド・ペイトン なんつーかちょっとゴジラ映画的なものをやってみましたって感じがした。動物が巨大化して町で大暴れするんだけど、まあそこそこ楽しめた。ただ悪くないけど、ワクワク感はなかった。もう最近はこういうCG物にもすっかり慣れてし…

メイズ・ランナー:最期の迷宮

監督:ウェス・ボール 前二作ほとんど忘れているので、正直ついていけなかった。制作に間が空いてしまい、キャラは何となく分かる程度で、設定とかもう知らん。なんかゾンビ映画っぽくなってるし。まあアクション映画としてはまあまあの部類。今となっては「…

デモン・シード

監督:ドナルド・キャメル トンデモ映画。でも思ったより面白かった。AIなど今日的テーマであるが、それを77年にやってるのは、ある意味先を行っている映画ともいえる。ただその内容は先を行き過ぎているが(笑)。AIが女性を妊娠って荒唐無稽なのに、…

魔性の香り

監督:池田敏春 うん意外と悪くはない。どん臭いフィルムノワール。結構シンプルな話で、それなりに楽しめはする。一番の衝撃は天地真理のヌード。アイドルのイメージがあったので、まさかのヌードにびっくりした。ファム・ファタールと呼ぶには随分と田舎臭…

ナチュラルウーマン

監督:セバスティアン・レリオ 主人公は本物のLGBTの人。まさに彼女自身の怒りが伝わるようなリアルな演技であった。ただ差別や偏見がテーマであるが、このケースは果たしてそれにあたるのかなとはちょっと思った。彼女目線で描けばそう見えるが、警察にしろ…

ハッド

監督:マーティン・リット もっと短ければ良かった。モノクロ映像はいい。牧場一家の生活がダラダラ描かれるだけで、生活感はよく表されていたが、やや退屈に感じた。見せ場が病気の牛の殺戮シーンだけでは、もうひとつ盛り上がりに欠く。新しい時代への反発…

リバーズ・エッジ

監督:行定勲 時代設定がよく分からない。現実感がなく違和感を感じた。不幸のごった煮で、若者の悩みをこれでもかと詰め込んでる。いじめ、ゲイ、レズ、SEX、売春、死体放置、過食、妊娠、堕胎、殺人未遂、放火等々、余りに多すぎて現実味が無さ過ぎた。…

アシュラ

監督:さとうけいいち おとなのアニメ。こんな暗い話をアニメで作ろうなどとよく考えたな。一体どういう層を狙ったのかよく分からんが、こういうアニメを作ることはいいことだし、意義はある。捨てられて狼少年のような環境で育った人間はどうなるのか。ある…

赤い風車

監督:ジョン・ヒューストン 赤い風車と言ってもピンとこないが、ようはムーラン・ルージュ、キャバレーである。なんだか随分と浮かれない話であるが、画家ロートレックの伝記ということなので、しょうがない。なんといっても自嘲気味の ホセ・ファーラーの…

THE PROMISE/君への誓い

監督:テリー・ジョージ 真面目な映画だし、出来も悪いわけではない。でもそこまで響かない。映画としてとても壮大なのだが、めまぐるしくスピーディなのが逆に重みがない。アルメニア人虐殺事件という映画の背景にも疎いので、そこまで興味も惹かれない。あ…

犬ヶ島

監督:ウェス・アンダーソン アンダーソンは相変わらず苦手だ。ただアニメだし、どっちかと言えば過去作の中ではとっつきやすい部類。まあ日本が舞台ってのも大きい。ただ若干ごちゃごちゃしすぎてる。特有の縦、横移動のカメラやキャラの配置等、らしさは健…

幽☆遊☆白書

監督:阿部紀之 劇場版。「'93夏東映アニメフェア」にて公開。といっても30分程度なので、テレビの1エピソードと変わらない。内容はさらわれたコエンマを助けるっていう特にどうってことないものだが、まあ普通に楽しめはする。最近全エピソードを見たの…

いぬやしき

監督:佐藤信介 アニメ版は好きだった。で実写版だが、まあ健闘といっていいだろう。卒なくエピソードもまとめているし、VFXもかなり頑張っていた。ただ二階堂ふみはいらなかったかな。木梨憲武と佐藤健もどうかと思ったが、まあ問題なかった。個人的には…

ピーターラビット

監督:ウィル・グラック まあのどかなコメディ。悪い映画ではないのだが、正直あまり面白くなかった。実写化に適していたとは思わない。青年のドーナル・グリーソンはブレンダン・グリーソンの息子だそうだ。あの爺さんがサム・ニールだったとは気付かなかっ…

夜の浜辺でひとり

監督:ホン・サンス この映画の監督と主演女優が実際に不倫関係という、現実を映画で再現したような内容。恥ずかしくないのかなあ。意図的にやってるとこに逆に自意識過剰、ナルシスティックに思えた。映画としてはそんなに悪くないけど、とにかくありふれた…

魔界転生

監督:深作欣二 なんか「里見八犬伝」がチラついた。そこまで悪くないけど、この復活した人達は一体なにがしたいのか謎。最後までよく分からん映画だった。ただ佳那晃子は素晴らしい。妖艶さ、脱ぎっぷり、彼女だけでも観る価値はあった。

インビジブル 暗殺の旋律を弾く女

監督:アンソニー・バーン なかなかのサスペンス。ただの盲目のピアニストが事件に出くわしただけと思いきや、巧妙に入り組んだ話でヒネリが効いている。最初の設定をどんどん壊し続ける展開で、最後まで油断できない大人のサスペンスになっている。気に入っ…

セルフィー・フロム・ヘル

監督:エルダル・ジェイラン わけ分からん。もっと自撮りを中心にした話にすればいいのに。なんかダークウェブみたいな話になってから、ついていけなくなる。時間の無駄。

レイチェル

監督:ロジャー・ミッシェル 原作ダフネ・デュ・モーリア。よってゴシックミステリー。ミイラ取りがミイラになるという典型の話。だがそこで終わらせずに最後の最後でモヤモヤさせる。結局悪女か聖女か。レイチェル・ワイズだと騙されてもしょうがないのかな…

哀しみのベラドンナ

監督:山本暎一 こりゃ賛否両論あるね。70年代だからこそできた挑戦であり、その時代の空気感がよく出てる。とにかくサイケデリックだ。このぶっ飛び具合は完全にいっちゃってる。虫プロだからか、ちょっと手塚治虫の雰囲気も感じる。アニメのような紙芝居…

パーフェクト・リベンジ

監督:アントニオ・エルナンデス これをリベンジと呼ぶのか?。本題に入るまでが長い。その後も間延びしているし、この題材ならもっと面白く出来たんじゃない。あまりサスペンスもなく、正直主人公もぱっとしない。凡作。

心と体と

監督:イルディコー・エニェディ ハンガリー映画。食肉処理場が舞台のある意味ラブストーリー。話の作りが面白い。盗難事件、カウンセリングからの夢の一致。そこから始まる二人の関係。劣等感や弱さがお互いを引き付けるのだろう。理解したい、してほしい、…

アンブレイカブル

監督:M・ナイト・シャマラン 再見。「ミスター・ガラス」公開ということで復習のために久しぶりに観てみた。いやあ驚いた。あれ?こんな傑作だったっけ。公開当時は普通ぐらいの印象だったけど、改めて観ると滅茶苦茶深いよコレ。ヒーローの誕生とその誕生…

トランス・ワールド

監督:ジャック・ヘラー こういうの結構好き。出演者ほぼ4人。超低予算。でもこれだけのサスペンスが作れる。ありふれた出足であったが、この世界、集められた人間と謎が除々に解明されていき、このパターンは余りなかった設定で、小粒ながら練られたSFの…

やくざの墓場 くちなしの花

監督:深作欣二 まあ悪くないが良くもない。ヤクザ映画おなじみの顔ぶれも多く、キャストはいい。紅一点の梶芽衣子もまあ悪くない。刑事がヤクザに染まっていき、もはやヤクザそのものになってしまう。当然その末路は死しか待っていない。。。

操作された都市

監督:パク・クァンヒョン とにかく過剰。あまりに現実味がない。エンターテイメントだから多少のやりすぎは問題ないのだが、その中でいかに現実感を出すかなのだが、それがない。アクション自体は健闘してるのだが、その嘘や設定の無茶さに最後まで乗りきれ…