2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

イントゥ・ザ・ワイルド

監督:ショーン・ペン社会や周りの環境に嫌気が差した青年が、ただひたすら荒野を目指した物語。様々な人との出会いと別れ、特にハル・ホルブルックのエピソードがいい。本当の親子のような自分が望んでいた家族の絆を感じ、彼は家族の愛情に飢えていたんだ…

アップタウン・ガールズ

監督:ボアズ・イェーキン硬派な監督だと思っていたボアズ・イェーキンがこんな軽い映画を撮ったのが以外。ブリタニー・マーフィのファンでなければどおってことない映画だが、彼女の弾けた演技は魅力的だし、あのアヒル顔はチャーミングではある。ダコタも…

ハンガー

監督:トニー・スコット20年以上前の映画だが、古さを感じずなかなか面白いヴァンパイア映画だ。雰囲気作りもよく、トニー・スコットがこんなムードある映画を撮ったことに驚く。役者の貢献度も大きく、カトリーヌ・ドヌーヴが貫禄がありヴァンパイアとい…

ランド・オブ・ザ・デッド

監督:ジョージ・A・ロメロ安定した面白さはあるが、新しさがなく何か小さくまとまった感じ。ゾンビが知恵を付けたっていっても実際に知恵を付けたのはリーダー格のゾンビだけで後はやられ役。なのでその辺もなんか中途半端。デニス・ホッパーとかアーシア…

ウォンテッド

監督:ティムール・ベクマンベトフ映像革命といえるかどうかは微妙だが、中々面白い見せ方で、アクションもちょっとやりすぎと思えるくらいのはちゃめちゃぶりですごいというより逆に笑える。銃弾がカーブしたり、銃弾同士がぶつかったりと、ギャグとしてか…

ランブルフィッシュ

監督:フランシス・フォード・コッポラモノクロの映像がクラシックな雰囲気を出している。まあ内容はいたって普通の青春群像劇で、不良グループのリーダーであった兄に憧れる弟というよくあるパターン。不良どもがダラダラしているだけと言ってしまえばそれ…

ツォツィ

監督:ギャヴィン・フッド南アフリカのスラム街で育ったから、犯罪起こしてもしょうがないみたいな映画のスタンスに共感できない。そりゃああんな環境に生まれれば、暴力なしでは生きていけないというのは理解できるが、平気で人を殺しておいて、そして赤ち…

クローズド・ノート

監督:行定勲行定勲らしい映画で、なんでもない話をメルヘンチックに撮っている。回想劇だが、話の展開は容易に想像がつき、なんかケイタイ小説のようだ。万年筆なんていう小道具もいかにも行定勲が好きそうなアイテムではないか。この映画でいろいろと話題…

ハンコック

監督:ピーター・バーグこれが意外と面白い。嫌われ者のヒーローというのがありそうでなかった話で、嫌われ者からヒーローへと変わるまでの話の転がし方もよく、前半はかなり面白い。また中盤から意外な展開をみせ、それ自体は悪くないが、その展開が余り面…

11:14

監督:グレッグ・マルクスこの手の羅生門風というか複数の角度から見た映画は好きで、映画的な面白さはあるにはあるが、唸るような上手さはない。いや決して下手ではなく、上手くまとめてあり物事が11時14分に収束する所は結構練られてはいるのだが、結…

愛してる、愛してない...

監督:レティシア・コロンバニ妄想女のねじれた愛を描いたスリラー。スリラーとしてはまあまあの出来だが、編集の工夫で中々面白く見せている。オドレイ・トトゥにこういう変な女の役は合っていて、彼女の奇妙な個性は活きている。ラストの薬の肖像画、あれ…

ドミノ

監督:トニー・スコットテンポのいい編集と軽快な話運びで、トニー・スコットは娯楽映画を熟知している。ざらついた映像はいつもの事で、カメラもよく動き、良く言えばかっこいい映像だが、悪く言えば雑。まあトニー・スコットらしいといえばそれまでだが。…

20世紀少年

監督:堤幸彦とりあえずは及第点と言えるのではないか。膨大な原作をまとめるのにかなり苦労したことが伺える。そして前半は面白い。無駄なくエピソードを拾っていて、そこそこ時間を費やしただけある。(ドンキーの理科室のエピソードがあってよかった)し…