クローズド・ノート

監督:行定勲

行定勲らしい映画で、なんでもない話をメルヘンチックに撮っている。回想劇だが、話の展開は容易に想像がつき、なんかケイタイ小説のようだ。万年筆なんていう小道具もいかにも行定勲が好きそうなアイテムではないか。この映画でいろいろと話題になった沢尻エリカだが、正直彼女はいい女優だと思った。それだけにいろんな意味で勿体無い。紙飛行機を飛ばすエピローグは余計、この辺も行定勲らしい。