2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オーストラリア

監督:バズ・ラーマン今時、「風と共に去りぬ」のような古典的な大作を撮るという、その心意気はいいが、やはり今の時代にはこういう映画はあまり客が入んないんじゃないかなあ。いろんな要素を詰め込んではいるが、薄っぺらく大味ではあるが、こういうスペ…

7つの贈り物

監督:ガブリエレ・ムッチーノこの話はどこへ向かっているのか、序盤は全く話の行き先が見えず、その謎めいた行動に興味が沸いたが、徐々にこの映画のやりたいことが見えてくる。要するに全てを失った男が、ただじゃあ死なねーぞって話なんだが、ウィル・ス…

めがね

監督:荻上直子前作「かもめ食堂」同様、心地のよい、ゆっくりとした時間が流れる映画で、まさに黄昏という言葉がぴったり合うような映画だが、その何も起こらない話は、最初の1時間ぐらいまでは苦にならないが、さすがに後半それでは味気が無さ過ぎる。こ…

SAYURI

監督:ロブ・マーシャルどうせハリウッドが妙な日本を描いた芸者映画かと思ったが、これが思ったほど悪くない。むしろ中々いい出来。おかしな所は多少あるが、意外と違和感は余り感じず(てゆうか慣れる)、英語劇もまあこれはこれで有りっちゃ有りかも。「…

チェンジリング

監督:クリント・イーストウッドクリント・イーストウッドがこんな高いレベルの映画を余裕綽々で撮っていることに驚き、もはや映画の達人というか仙人だよ。1920年代のロサンゼルスの風景や脇役たちに余り有名俳優を揃えなかったことに、よりリアルな空気が…

ディファイアンス

監督:エドワード・ズウィックエドワード・ズウィックらしい真面目な映画。ハリウッド色が出ないように、キャストなどに気を配っていて、変なスター俳優を使わなかったことは評価できる。ナチスから多くのユダヤ人を救った、”もう一人のシンドラー”的な話で…

天然コケッコー

監督:山下敦弘少女と家族、そして友人と村の人達の田舎の生活を淡々と描いていて、悪くは無いが、ドラマ性が乏しく何がしたいのかよく分からない。こういう何も起こらない物語をやるのはいいが、TVドラマで十分な内容を映画化するのは如何なものか。夏帆…

フェイク シティ ある男のルール

監督:デヴィッド・エアー全く期待しないで観たが、これが予想外の面白さで、やっぱりこういう骨のあるクライム映画は最高だね。デヴィッド・エアーといえば「トレーニングデイ」の脚本家だが、あの映画もかなり好きなので、この監督は注目していきたいね。…

サムサッカー

監督:マイク・ミルズ思春期の少年の繊細な心と大人へと成長する過程をとてもテンポよく描いていて、目立たないが編集がいい意味で大雑把なので、非常に見やすかった。マイナーな映画だが、キャストはキアヌ・リーヴスなど意外と豪華で多方面でアーティステ…

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

監督:デヴィッド・フィンチャー時間を逆行する男の人生を描いた映画で、面白そうな題材だが、これが意外と面白味がなくあっさりしている。文学よりなのかエンターテイメント性があまりなく、フィンチャーの凝った映像で退屈はさせないが、胸に迫るような感…

ガレージ・デイズ

監督:アレックス・プロヤスデジタル系の監督と思いきやアレックス・プロヤスはオーストラリアでこんなロックな青春映画を撮っていたことに驚いた。オーストラリアという土地柄とロックという組み合わせが新鮮で、これは拾い物の傑作だ。個々バンドメンバー…

イントゥ・ザ・サン

監督:ミンク何じゃこりゃぁぁ。ハリウッドがまた変な日本を描いたへんてこな映画であり、そこにスティーヴン・セガールを絡めた結果、さらにおかしな映画になってしまったある種ギャグ映画。つっこみ所を上げれば100ぐらいあるが、疲れるからやめておく…

ゴースト・ハウス

監督:オキサイド・パン、ダニー・パン 都会から田舎に引っ越してきた家族が、新しい家に住み着くゴーストに襲われるという、まあオーソドックスで古典的なホラー。新しさは何もないが、最近活躍が目覚しいクリステン・スチュワートも出ているし、それなりに…

20世紀少年<第2章> 最後の希望

監督:堤幸彦前作以上に駆け足で、原作を読んでないと殆ど付いていけないのではないか。話はどんどんリアリティが無くなり、荒唐無稽なものになっていき、マンガだと違和感がないが、実写となるとさすがにうそ臭い。個人的にマンガで一番重要でサスペンスフ…