20世紀少年<第2章> 最後の希望

監督:堤幸彦

前作以上に駆け足で、原作を読んでないと殆ど付いていけないのではないか。話はどんどんリアリティが無くなり、荒唐無稽なものになっていき、マンガだと違和感がないが、実写となるとさすがにうそ臭い。個人的にマンガで一番重要でサスペンスフルなシーンだと思っている、理科室でともだちが死ぬ所が無くなっていて(たぶん)、がっかり。役者では小泉響子の大袈裟な感じが原作どおりで忠実だが、肝心のカンナ役の平愛梨の芝居が。。。この映画は第1作と3作の架け橋でしかなく、映画の目的も見えず、とにかく中途半端な出来としかいいようがない。