黄金の犬

監督:山根成之

とんでもないバカ映画。でも褒めてます。これだけ変な日本映画もめずらしく、この時代だからできた荒唐無稽さ。まず音楽がもろルパン三世。案の定大野雄二だった。で無駄に豪華な俳優とスケール。ツッコミ所満載で無駄なシーン多数。でもそれが強烈な印象を残す。たとえば犬とアザラシの闘いとか、今じゃありえない映像。しかも殺しちゃうし。余命わずかな三田佳子が弟とキスしたりとかナニソレ。あと地井武男の怪演は素晴らしい。強姦しまくり人殺しまくりで、すごいキャラを作った。無駄に多い血の量とか笑える。終盤の猟犬が山を下るとことか結構いいシーンも沢山ある。最後は西部劇みたいな感じで終了。とにかく何だコレと言いたくなるぐらいのバカ映画。でもこの奇妙な映画を嫌いになれない自分がいる。。。