BPM ビート・パー・ミニット

監督:ロバン・カンピヨ

90年代パリでエイズ患者中心の活動団体“ACT UP”の実体験を基にした作品。エイズ、ゲイなどあまり観たいタイプの映画ではなかったけど、そういう人間でも興味深く観れた。内容関係なく、相手の興味を引くためにはどうすればいいかという観点でのディスカッションは面白く見れた。ただ彼等の活動自体はそれほど賛成できない。エイズになったのは彼らにも落ち度があるからだ。そして製薬会社に抗議するのもいまひとつ理解に苦しむ。製薬会社は悪くないと思うけど。結局自分たちの怒りをぶつける場がほしかっただけなのではないか。暴力的に訴えるのではなく、コンドームを配るとかああいうのはいいと思う。