パ★テ★オ

監督:楠田泰之

「PART1」「PART2」「劇場版」。1、2はTV、3は劇場のメディアミックスの先駆け。昔観たような観てないような。いやあバブルだねえ。香港、インドネシアシドニーなど世界ロケしまくり。しかし何が凄いかって、もう脚本が滅茶苦茶。偶然の再会が多すぎ。菊池桃子が裸足で走って車に追いついたり、パスポートなしで飛行機乗って香港入国したり、これはコメディだ。でもねえ、なんか憎めないんだよね。つまんないけど、ありえない連続だから、ツッコミしながら観るため、これが結構面白い。脇役も今観ると豪華。菊池桃子はなんだかんだ言って可愛いし、加勢大周はイケメンだし、この時代のダサい空気は感じとれた。さてここからが劇場版の話。酷い。酷過ぎる。PART2とPART3の話が繋がってない。序盤はほぼダイジェストだし、TVの映像使ってるし、もう最悪。これなら保坂尚輝が生きてるシーンをPART2で入れる必要がなかった。相変わらずいろいろとバカすぎて笑っちゃうんだが、じゃあ嫌いかというとそうでもない。下らないし、滅茶苦茶だし、救いようない作品なのだが、なんか許せてしまう。こういうバカができた時代だったんだよね。。。