笑いのカイブツ

監督:滝本憲吾

映画としては面白い部分もあるのだが、いかんせん主人公に共感できない。ツチヤタカユキなる作家の自伝ということだが、自伝書くほどの人物なのかコレ。まあエキセントリックではあるようだが、大した実績もないのにまるで自分は笑いの天才のように振る舞う。人間関係不得意なのは理解できるけど、それがなぜか共感できない。気持ち悪いのだ。岡山天音のぬめーとした個性がより気持ち悪さを引き立てる。自虐的で孤高の天才のような自己評価の高さと現実が一致してなく、すごい可哀想な人という印象しかない。ほとんど笑わない男に笑いが分かるのだろうか。。。