2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ハチ公物語

監督:神山征二郎こっちを観ると、ハリウッド版は何か味気が無かったなぁ。まあこっちも省略した場面転換が多く、非常にシンプルに作られているが、ハリウッド版の現代劇よりも、秋田犬には日本の昔の街並みの方が、しっくりくる気がした。ハチ公もこっちの…

ブラザーフッド

監督:カン・ジェギュ戦争と兄弟愛を絡めた韓国映画。兄弟愛に、さほど心動かされることもなく、所詮、エンターテイメント戦争映画という目で観ていた。「プライベートライアン」以降、戦争映画はどれも「プライベートライアン」の影響が見受けられるが、こ…

ある公爵夫人の生涯

監督:ソウル・ディブもうひとつの「ブーリン家の姉妹」といった感じ。貴族の跡取り問題という、いつの時代も、どこの国でも後継者を作るのは大変である。社会的背景に戦争とかが無い分、「ブーリン家」ほどドロドロではないが、それでもいろいろな愛憎が次…

アメリカン・ラプソディ

監督:エヴァ・ガルドスハンガリーからアメリカに亡命した家族の話。亡命にさほどサスペンスがある訳でもなく、アメリカでの生活も淡々としているため、物足りなさはあるが、監督の実体験を元にしているというところに、真実の強みを感じた。スカーレット・…

怒りの荒野

監督:トニーノ・ヴァレリここ数年観た西部劇の中で、最高の1本といいたい(まぁそんなに沢山観ているわけではないが)。凄腕ガンマンに弟子入りした若者が、いつしか師匠を超え、そして最後は対決・・・と漫画のような展開だが、娯楽性を追求したような脚…

レイチェルの結婚

監督:ジョナサン・デミ毒づくアン・ハサウェイが新鮮だ。ドキュメンタリー風な撮影で、家族の素顔をあぶり出すジョナサン・デミの演出は、鋭く、まるでロバート・アルトマンの群像劇を観ているようだ。いろんな人種や民族衣装など、結婚式がまさにアメリカ…

ある戦慄

監督:ラリー・ピアース電車の中で、不良たちに絡まれる。周りはそれを見て見ぬふりをする。そんな映画だ。前ふりが長く、それぞれのキャラクターの中には、思わせぶりなキャラもいて、無駄な時間を食った。電車の中の、不良たちの乗客いじりは、気味が悪い…

しあわせのかおり

監督:三原光尋料理が主役の映画か。劇中出てくる中華料理がどれも美味しそうで、その部分では、この映画は成功していると言っていいだろう。また師匠と弟子の関係も、お互いが父と子を思うような、親子のような愛情に包まれており、いい師弟関係であった。…

アウトランダー

監督:ハワード・マケインバイキング映画とSFが融合した作品で、期待してなかったが、それなりに観れるものになっている。エイリアンのキャラクターデザインも中々良し(光る感じとか)。ジム・カヴィーゼルやジョン・ハートなど役者もしっかりした人を揃…

40男のバージンロード

監督:ジョン・ハンバーグジャド・アパトー印の映画だと思ったけど、そうじゃないのね。いつもなら、この手の映画は下ネタに走るんだが、それを抑えたのも良かった。友人役のジェイソン・シーゲルが、愛すべき友人で、中々の存在感を出していたが、こいつ後…

突然の訪問者

監督:エリア・カザン赤狩り。共産主義者を糾弾していた時代。ハリウッドもその嵐に巻き込まれていた。その中で共産主義者の嫌疑がかけられたカザンは、これを否定するために、11人の共産主義の疑いがある者たちを売った。この映画は、赤狩りから約20年…

カオス・セオリー

監督:マルコス・シーガ非常に惜しい。1日の行動をリスト化する男のコメディと思いきや、予想外な展開を見せ、そこまでは最高に良かった。しかしそのネタを上手く活かせることができず、後半は話がダラダラ進むだけで、あー勿体ない。見ようによっては、ち…

月とチェリー

監督:タナダユキ学生映画のような映像、漫画のようなストーリー、思春期の男の心情を具現化するタナダユキは、この頃からこんな映画を撮ってたんだね。日本の性春コメディって、「アメリカンパイ」なんかのノーテンキなのと比べると、生々しいんだよなぁ。…

ディープ・アンダーカバー

監督:ノーラン・レボウィッツローレンス・フィッシュバーンって拷問映画によく出てくるなあ。。。タイトル通り、潜入捜査ものではあるが、回想が上手い効果を上げておらず、素人くさい。ローレンス・フィッシュバーンやジェームズ・クロムウェルが出ている…

マックス・ペイン

監督:ジョン・ムーアやはりというかゲームの映画化はロクなものにならないという、典型的パターン。ただ映像面はそこそこがんばっていたとは思う。まあアクション映画としては、アクションもストーリーも平凡と言わざるをえない。個人的には、オルガ・キュ…

告白

監督:中島哲也やっぱりこの監督が嫌いだということが、よく分かった。嫌悪感が半端ない。陰鬱は話を、綺麗な映像とスローモーションの多用で、なんか洗脳されるような気持ち悪さがあった。気持ち悪さでいえば、ミヒャエル・ハネケ以上だな。中学校のひとク…

ザ・デンジャラス・マインド

監督:グレゴリー・J・リードミシェル・ファイファーのではないオーストラリア映画。回想形式で事件の真相に迫る訳だが、イマイチ状況が把握しづらく、回想にしたことに余り意味がない。まあそれでも新しく越してきた、大人しそうな同級生が、実は怪物で、友…

釣りキチ三平

監督:滝田洋二郎普段ならこんな映画スルーするが、「おくりびと」の後の滝田監督作ということで観てみた。漫画は見たことないが、話の内容からいっても”釣りキチ三平”である必要性が感じなかった。とにかく可もなく不可もないフツーの映画で、なぜ滝田洋二…

リリィ、はちみつ色の秘密

監督:ジーナ・プリンス=バイスウッド不幸を背負ったダコタ・ファニングが、あまり可哀想に見えない。むしろ子供とはいえ、白人の勝手な行動が大きな災難を引き起こし、ちょっと意地の悪い目線で見てしまった。しかし彼女を優しく包み込む黒人姉妹たちの包…

恋愛適齢期

監督:ナンシー・マイヤーズジャック・ニコルソンの変態スケベオヤジ映画で始まったこの映画だが、最後はしっとりとした大人のラブコメに落ち着いて良かった。ダイアン・キートンも余裕たっぷりのコメディエンヌぶりで素晴らしい(ヌードまで見せるとは)。…

バビロン A.D.

監督:マチュー・カソヴィッツ映画を観ると、制作中にいろいろとごたごたがあったというのが良くわかる。中途半端な終わりに、そりゃ無いだろとは思ったが、このまま続けていても、大した映画にならないか。。。また設定や世界観がイマイチ分かりづらいし、…

ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン

監督:ジム・シェリダンジム・シェリダンと50セントという水と油のような組み合わせで、どうなることやらと思ったが、ちゃんとヒップホップしていました。ジム・シェリダンが監督なので、下手なドラマにならなかったのは流石だが、結局、麻薬の売人が、人…

K-19

監督:キャスリン・ビグローソ連の話をアメリカで制作。アメリカが敵という所がミソ。みんな英語喋ってるとか、細かいことはこの際無しにしよう。しかしK・ビグロー映画はやっぱり骨太だなあ。。。潜水艦の話なので、てっきり米ソの戦争話かと思ったら、潜…

呪怨 パンデミック

監督:清水崇話はあって無いようなものだし、何より怖くない。はなから期待してないので、まあこんなもんか。怖がらせ方が、お馴染みの髪の毛だったり、布団のなかだったりとパターン化されてはいるが、嫌いではない。それと「リング」をパクってるとこがい…