ザ・デンジャラス・マインド

監督:グレゴリー・J・リード

ミシェル・ファイファーのではないオーストラリア映画。回想形式で事件の真相に迫る訳だが、イマイチ状況が把握しづらく、回想にしたことに余り意味がない。まあそれでも新しく越してきた、大人しそうな同級生が、実は怪物で、友人関係のバランスが除々に逆転していくとことかは結構良かった。しかし友人の宗教的背景がよく分からないのと、突然の猟奇性が作品のトーンを損ねた印象。またサスペンス演出が何もないため、怖くないし、ハラハラドキドキもない。監督は一体何がしたかったんだ。