2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ロッキー・ザ・ファイナル

監督:シルヴェスター・スタローン現代劇だが70年代の映画を観ているような古臭さがあり、この時代遅れ感がロッキーのキャラクターと重なり、味があって、監督としてのスタローンはなかなかやるなと思った。ただ終盤の試合のシーンはカメラワークなど単調…

ホリデイ

監督:ナンシー・マイヤーズ失恋したアメリカのキャメロン・ディアスとイギリスのケイト・ウィンスレットが失恋を癒すため、クリスマス休暇中に家を交換するという話で、ロマンティックコメディとしては無難な出来で悪くは無いが、上映時間が長すぎるのが謎…

プロポジション -血の誓約-

監督:ジョン・ヒルコートヴィゴ・モーテンセン主演の超期大作「ザ・ロード」の監督作ということで楽しみにしていたが、うーーん。。。オーストラリアのウエスタンだが、話のテンポも遅く淡々としているため、ウエスタンとしてはちょっと物足りない。オース…

5フィンガーズ

監督:ローレンス・マルキン拷問の中で繰り広げられる心理戦は中々面白い。映画のほとんどが拷問シーンで占めていて、会話での攻防戦により、除々にライアン・フィリップの正体が明らかになっていくという仕掛け。そしてライアン・フィリップ扮するピアニス…

ガルシアの首

監督:サム・ペキンパー同じペキンパーの映画「ゲッタウェイ」をちょっと思い出した。さすがに今観るとバイオレンス描写は大したことは無いが、それでもペキンパー映画に一貫してある男の美学みたいなものがここにはある。しかしメキシコという土地とバイオ…

エバン・オールマイティ

監督:トム・シャドヤック「ブルース・オールマイティ」の派生のような位置づけの映画だが、別に派生せずに単独の映画でもいいような気がするが。ノアの箱舟の話をコメディに落としこんでいて、中々よく出来ているとは思うが、コメディとしてはあまり笑える…

シルク

監督:フランソワ・ジラール西洋から見た変な日本という、いつものハリウッド映画かと思ったが、これが思った以上によかった。静かな語り口と幻想的な映像が心地よく、映画の世界にどっぷりつかってしまった。日本の描写も特に変に思わず、日本の神秘的な部…

プロヴァンスの贈りもの

監督:リドリー・スコットたまにリドリー・スコットは「マッチスティックメン」のような小さい映画を撮るが、これもそのひとつ。やり手ビジネスマンが田舎で人生を見つめなおすというよくある話だが、南仏のプロヴァンスの美しい景色がこの映画の主役といっ…

庭から昇ったロケット雲

監督:マイケル・ポーリッシュ夢を諦めるなというメッセージが前面に出ているが、うるさくなく軽やかで清々しさがある。ビリー・ボブ・ソーントンとブルース・ウィリスの競演は「アルマゲドン」を連想させ、まあ製作陣も狙ってやってんだろうけど、これが結…

敬愛なるベートーヴェン

監督:アニエスカ・ホランドベートーヴェンよりもむしろ写譜師としてベートーヴェンを支えたアンナ・ホルツの物語と言っていいだろう。気難しいベートーヴェンに振り回されるアンナ、2人の師弟愛のような心のぶつかり合いが映画のメインとなっていて、伝記…

綴り字のシーズン

監督:スコット・マクギー、デヴィッド・シーゲル出された単語のスペルを言うコンテストに出場した少女が、大会に勝ち進んでいく映画と思いきや、これは家族の崩壊劇という何だか全く違った展開をみせる不思議な映画だ。仲のいいように見えた家族が実はバラ…

ジャンパー

監督:ダグ・リーマンテレポートというアイデア自体は悪くなく、世界中移動する面白さはあるのだが、その能力を持つことによって命を狙われるというのがよく分からん。その抹殺集団との戦いもCGでドタバタと繰り返すだけでイマイチ。また主役のヘイデン・…

アドレナリン

監督: ネヴェルダイン、テイラーバカな設定だが、有無を言わせぬ強引な力で疾走していて、結構楽しめたりなんかする。いまや第2のブルース・ウィリスと言ってもいいジェイソン・ステイサムがひたすら犯人探しに奔走する訳だが、MTVのような細かな編集と…

ラッキー・ユー

監督:カーティス・ハンソンラスベガスを舞台にしているが、そこに派手さは無くしっとりと描いた大人の映画だ。ギャンブラーとして父と同じ職業を選んだ男が、恋とそして父との葛藤をポーカーを通して成長する過程を淡々としているが、なかなかの味わいがあ…

幸せのレシピ

監督:スコット・ヒックスドイツ映画「マーサの幸せレシピ」のハリウッドリメイク。まあほぼオリジナルと同じで無難には作ってあるが、もう少し姪との感情のぶつかり合いがあってもよかったのだが、その辺はオリジナルよりも希薄になっている。それとオリジ…

天使と悪魔

監督:ロン・ハワードこれはヴァチカン版「24」と言っちゃっていいだろう。前作の「ダ・ヴィンチ・コード」よりは面白い気はするが、キリストという壮大な謎だった前作よりはこじんまりとしていて、相変わらずの荒唐無稽さはあるが、ヴァチカンの風景など…

バガー・ヴァンスの伝説

監督:ロバート・レッドフォードウィル・スミスの存在が、この映画にファンタジーのような要素を加えているのだが、それが成功しているかというと、そうともいえない。てゆうか一体何者なんだお前は。それとゴルフの試合が映画の半分を占め、ちょっと単調な…

秘密のかけら

監督:アトム・エゴヤンアトム・エゴヤンにしては中身が無さ過ぎる。大した話じゃないのに話を変に複雑にしているため、非常に分かりずらい。後半に入りようやく話を理解するが、ミステリーとしては中途半端で結末も驚くようなものでなく普通な出来。見所と…

バッテリー

監督:滝田洋二郎田舎の野球少年たちの青春と友情の物語で、悪くないが今ひとつ印象に残らなかった。ただ田舎のほのぼのとした空気は嫌いじゃない。主人公の天才ピッチャーがあまりに愛想がなく、弟や相棒のキャッチャーに愛嬌があるのが救い。ただひたむき…

ゾンビーノ

監督:アンドリュー・カリーゾンビをペット化させるというアイデアは面白いが、そこから話をどう転がすかが定まっていないので、結局大した盛り上がりも無いまま終わってしまった。せめてコメディならもう少し笑いがほしかったし、題材的にも笑わせる要素は…

象の背中

監督:井坂聡アルツハイマーものではないが、何か渡辺謙の「明日の記憶」と似ている。がんに冒された主人公が、残された人生をどう生きるかという、まあドラマとしてはありがちなものではあるが、30代の私よりも5、60代の人間が見たら、また違った見方…

サイン・オブ・デス

監督:レジス・ヴァルニエ4の逆文字が扉に書かれるところからそこからペストに繋がるという出だしは中々よかったので、「セブン」のようなサイコスリラーを期待したが、そこから大して話は膨らまず、まあ普通のサスペンスで終わってしまった。せめてスリラ…

デュプリシティ 〜スパイは、スパイに嘘をつく〜

監督:トニー・ギルロイトニー・ギルロイには期待していたんだが、これはあまり楽しめなかった。ジュリア・ロバーツもクライヴ・オーウェンも両方ともプライド高そうで、相性良いのか悪いのかイマイチよく分からん。トニー・ギルロイは前作同様、編集が凝っ…

チェイサー

監督:ナ・ホンジン面白い!なるほど確かに「殺人の追憶」に近い雰囲気があるが、あっちより好きかも。韓国の裏側も垣間見れ、裏道や夜の映像が力強い。風俗店主が殺人犯に迫るという話の作りもいいし、とにかく脚本が練られていて、犯人は結構早く捕まるん…

イルマーレ

監督:アレハンドロ・アグレスティ韓国映画のリメイク版。正直リメイクの話を聞いたとき、別にリメイクするほどのもんでもないと思ったが、これがなかなか良かった。「スピード」のキアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックの再コンビもうるさくなく、このファ…