ガルシアの首

監督:サム・ペキンパー

同じペキンパーの映画「ゲッタウェイ」をちょっと思い出した。さすがに今観るとバイオレンス描写は大したことは無いが、それでもペキンパー映画に一貫してある男の美学みたいなものがここにはある。しかしメキシコという土地とバイオレンスは本当に相性がいいなあ。そして主役のウォーレン・オーツの男臭さがたまらなくいい。終始サングラスをかけたニヒルな表情は今の役者にはないものがあり、こういう役者を主役にするのがペキンパーのよさでもあるのではないか。