★★★

フル・コンタクト

監督:リンゴ・ラム これぞチョウ・ユンファの香港アクション。「男たちの挽歌」シリーズほど凄くはないが、これはこれで楽しめた。古臭くダサいんだけど、カッコイイ。音楽とかもダサいけど、クセになる。日本のVシネマみたいで、音楽の使い方等、結構香港…

アンキャニー 不気味の谷

監督:マシュー・ルートワイラー ちょっと「エクス・マキナ」を思い出した。オチは想定内だった。まあこういうの嫌いじゃないけど。ただ長編でやるならもっと何かがほしい。短編向きな話で、ボリューム不足。エンドロール後、さらにもうひとつ驚きが。ちょい…

空の青さを知る人よ

監督:長井龍雪 「超平和バスターズ」第3弾。まあよかったんじゃない。これは完全に「君の名は」の影響が見られた。「君の名は」が後に与えた影響力の大きさと同時に、それに引っ張られすぎる懸念も感じた。このうじうじ感が岡田麿里なんだが、これはこれで…

命みじかし、恋せよ乙女

監督:ドーリス・デリエ うーん、何だコレ。結構変な映画。幻想的かと思ったら、そうでもなかったり。ドイツ映画だけど、日本文化も入っているので、より奇妙なものに仕上がっている。展開も斜め上をいき、中々びっくりするシーンもあった。終盤の日本シーン…

エリカ38

監督:日比遊一 浅田美代子の起用というのは結構思いきったキャスティング。彼女は見事に応えている。映画も悪くないが、もっとドロドロさや人間の醜い部分を引き立たせてもよかったが、意外と淡白に終わった。この作品を企画した樹木希林は出しゃばらず、意…

キューブリックに魅せられた男

監督:トニー・ジエラ キューブリックの影。彼の後ろにはレオン・ヴィタリという男がいた。もはや何でも屋で、奴隷のように主人に捧げてきた男。大体こういうのって死んだ後に文句タラタラ言うんだけど、彼は文句も言わず、死んでも尚、キューブリックへの愛…

続・深夜食堂

監督:松岡錠司 前作より良かった気がする。食堂が置いてけぼりになってない。喪服、歳の差カップル、オレオレ詐欺と各エピソードも悪くなかった。多彩な常連キャストにも愛着が出てきた。都会のオアシスというか、こういう店なんか行ってみたいけど行きづら…

サンセット

監督:ネメシュ・ラースロー 一人の女性の果てしない探求。自分は何者なのか。一体周りで何が起こっているのか。主人公同様、観てる側も何が起きてるのか分からない。常にカメラが主人公の背後にあり、主人公といっしょに絢爛豪華なブダペストの迷宮に彷徨っ…

平成ジレンマ

監督:齊藤潤一 子供の頃、悪いことしたら「戸塚ヨットスクールに連れてくぞ」なんてよく親に言われたなあ。。。自分はある程度なら体罰は肯定派である。戸塚校長の考え方も分からなくもない。過保護になりすぎ、教師の立場が弱くなるいっぽうな現代教育の在…

つつんで、ひらいて

監督:広瀬奈々子 装幀家・菊地信義に密着したドキュメンタリー。悪くはない。ただ本の装丁という非常に地味なテーマゆえ、つまらなくはないが、取り立てて面白さはない。でもこんな世界もあるのかと興味深い部分はあった。デザインの作り方やその過程、工程…

ちいさな独裁者

監督:ロベルト・シュヴェンケ 恐ろしい。評価に困る。人間ここまで邪悪になれるか。戦争がそうさせるのか。脱走兵がナチス将校の軍服を盗んで、将校になりすます。そして権力を手にして大虐殺。ちょっと前までは自分も殺される側だったのに。いやまさかやら…

ホテル・ムンバイ

監督:アンソニー・マラス 「ジェノサイド・ホテル」で、この事件を知った。まあ内容はあの映画と余り変わらないが、こっちの方がよかった気がする。しかしテロリスト達が無慈悲すぎる。神を持ち出せば、何でも正当化できる恐さ。首謀者がまだ捕まってないの…

あゝ決戦航空隊

監督:山下耕作 特攻作戦の創始者・大西瀧治郎の生涯。東映の豪華すぎるキャスト。特攻はどうやって生まれたのか、その決意と苦悩。まあ見応えはあるのだが、果たして200分もかける必要があったのだろうか。そこまで退屈はしなかったけど、こんなに時間をか…

アヴリルと奇妙な世界

監督:クリスティアン・デマール、フランク・エキンジ 素晴らしい。SFという言い方より、冒険科学って感じ。話も練られているし、作画も味わいがあってよかった。日本のアニメみたいにキャラデザが媚びてないのがいい。それゆえ余り可愛くはないけど。宮崎…

幸福路のチー

監督:ソン・シンイン 台湾のちびまる子ちゃん風味の「おもひでぽろぽろ」って感じ。成長したチーが幼き日々を振り返り、自分の居場所や家族の愛情に思いを馳せる。日本に近いものも感じたが、そこまでノスタルジーには浸れなかった。台湾の歴史とか結構現実…

ウォーデン 消えた死刑囚

監督:ニマ・ジャヴィディ イラン映画でこういうのって珍しい。消えた死刑囚とそれを探す所長。さほどサスペンスがあるわけではない。政治的背景もあまりない。あの墨がそんなに意味があるように思えなかったけど。出世を控えた所長が、最後に見せた良心はい…

ジョニーは戦場へ行った

監督:ダルトン・トランボ 昔観たような観てないような。思った程ではなかった。白黒とカラーの大胆な構成で、現実と夢、回想を表現。顔も見せず、肉の塊のような主人公の苦しみは分かるが、若干心の声が邪魔な気がした。もっと静寂な画面の方が、より残酷さ…

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん

監督:レミ・シャイエ 良アニメ。そんなに作画とか凄い訳じゃないけど、味があって美しかった。少女の船探しという大冒険をしっかりと感じることができた。海と氷の過酷な状況下で生き抜き、甘やかされたお嬢様から一人の女性として成長し、戦友のごとく船乗…

アマンダと僕

監督:ミカエル・アース お互いに家族を失った者同士。ダヴィッドにとっては姉であり、アマンダにとっては母である。それでも母を失った子供の恐さは大人よりも大きい。ただ現実的にはアマンダを育てていかなければいけないダヴィッドの将来への不安もよく分…

ラスト・ムービースター

監督:アダム・リフキン まるでバート・レイノルズ本人を振り返ったような映画。死ぬ最後にこんな映画に出会えるなんて、ある意味役者として幸運と言えるのではないか。イーストウッドやデニーロにはなれなかった。でも彼は彼で一時代を築いたと思う。いっぱ…

旅のおわり世界のはじまり

監督:黒沢清 前田敦子、ウズベキスタンを彷徨う。不思議な映画。前田敦子が初めてマトモな女優に見えた。彼女はクセがあるので苦手だが、イジメたおかげ?で吹っ切れた。さすがに観覧車のシーンはドン引きしたが。こんないい加減なクルーはあり得ないと思う…

片目のジャック

監督:マーロン・ブランド やるじゃん監督ブランド。海が出てきたりと確かに異色な西部劇。復讐劇なんだけど、ブランドとカール・マルデンは一時の和解を迎える。しかし復讐の炎は静かにグツグツと煮えたぎる。刑務所にいた男と片や成功した男。二人が再会し…

クレオパトラ

監督:手塚治虫、山本暎一 もはや普通のクレオパトラの映画ではない。冒頭から宇宙船が出てきて、タイムマシンでクレオパトラの時代に精神を移動させるってんだから。手塚治虫って時点で予想はしていたが、案の定、サイケデリックなものだった。自身のキャラ…

ともしび

監督:アンドレア・パラオロ シャーロット・ランプリングが全て。彼女の表情自体がもう多くのことを物語っている。ただの老人の日常生活をそのまま撮ったような、ほんと何でもない話。そして夫や家族の状況説明がほとんどない状態。何かが起きてるが淡々と生…

荒野にて

監督:アンドリュー・ヘイ 馬との逃避行なのだが、アメリカの田舎の貧困とか孤独な空気が伝わってきた。なぜそこまであの馬に固執したのか分からないが、きっと自分と似たものを感じたんだろう。スティーヴ・ブシェミ久しぶりに観た気がする。。。

誰もがそれを知っている

監督:アスガー・ファルハディ 高打率のイランの名匠ファルハディにしては、やや物足りなさも感じる。内容のスケールにしては長い。スペインの田舎の生活をじっくり撮りすぎていて、加速するのに時間がかかった。それでもしっかりこの世界に入り込ませる監督…

僕たちは希望という名の列車に乗った

監督:ラース・クラウメ タイトルのイメージと内容がどうも一致しないのだが。。。第二次大戦が終わって10年以上経っているのに、ドイツでは戦争の影を引きずっていた。黙祷しただけで、ここまで事態が悪化するなんて。問題を広げる学生たちと引くに引けない…

クロール -凶暴領域-

監督:アレクサンドル・アジャ さすがアジャと言いたいところだが、ちょっと期待が大き過ぎたかな。まあ安定感はある。ただもうひとつ何かがほしかった気もするけど、ワニネタでこれだけやれば十分って気もするし。どっちかというと「ピラニア3D」の方が好…

ワイルドライフ

監督:ポール・ダノ ポール・ダノの監督デビュー作。こんな題材だから、てっきり自分の家族の話かと思ったら違うのね。60年代アメリカのある家族の話。少年の目線から見た家族の崩壊。まあどおってことないミニマルな話なのだが、田舎生活や経済的不安、家族…

人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊

監督:小沢茂弘 このような兵器があったなんて知らなかった。人間魚雷回天、海のカミカゼ特攻隊である。日本はどうもこういう戦い方をしてしまう。中東辺りの自爆テロも同じか。まあそれはさておき、オールスターキャストで男たちが勇ましい。特に松方弘樹が…