★★★

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男

監督:ヤヌス・メッツ ウィンブルドンでの伝説の決勝戦、ボルグ対マッケンローの一戦を映画化。映画としてはそれほどでもなく、まあスポーツ映画としては無難な出来。結果は知らなかったので、どうせマッケンローが勝つんだろと思っていたら、ボルグの優勝で…

サルタナがやって来る ~虐殺の一匹狼~

監督:ジュリアーノ・カルニメーオ アクションだけでなく、ちょっとミステリー風味もあるマカロニウェスタン。面白いんだけど、やや間延びしてるし、分かり辛い部分が若干あるにはある。それでも忘れ難い印象を残してるのは、このギミックの数々である。オル…

はじまりのボーイミーツガール

監督:ミシェル・ブジュナー 12歳少年少女のラブストーリー。そこに目が見えなくなるという病気という要素や音楽的な要素も入れた全部乗せ。やや定番的な部分はあるが、若い力や瑞々しさで押し切った。ちょっとお姉さん的な少女がかわいい。終わってみれば、…

ハイエナたちの報酬 絶望の一夜

監督:ゲラ・バブルアニ うん楽しめた。重量感はないが、気楽に楽しめるクライム映画。二転三転とコロコロ転がる展開がいい。結局強欲が身を滅ぼす。ちょっとした欲張りが、幸せな一夜から地獄へと突き落とされる。ブノワ・マジメルも不気味。ラストシーンが…

ライオンは今夜死ぬ

監督:諏訪敦彦 日本人が撮ったフランス映画。老人と子供。老人と幽霊。ジャン=ピエール・レオも歳取ったなあ。かつての面影があまりない。くたびれた老人と生命力あふれる子供の対比。70から80歳が人生で一番楽しい時期。自分が何者でもないことを知る…

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

監督:クリストファー・マッカリー 面白いとは思うし、アクション満載、スリル満点とアクションの波状攻撃で抜かりはないんだけど、そろそろ目新しさは無くなってきた。「007」の主役を変えただけって気がしないでもない。トム・クルーズのケガのシーンも確…

イコライザー2

監督:アントワーン・フークア 普通続編になるに従って派手になりがちだが、この作品は地味だ。でもそこがいい。デンゼル・ワシントンのキャラというか彼の渋みだけで成り立たせた。だから派手さはないが、味わいがある。ただもうちょっと短くていい。それと…

ミッション・ワイルド

監督:トミー・リー・ジョーンズ 精神病の女3人を運ぶ旅。西部劇としては変わった設定で中々面白かった。トミー・リー・ジョーンズの昔気質な男はいかにもな役である。そして主役ヒラリー・スワンクの退場には衝撃。そこから主役を引き継ぐ感じの趣向もいい…

海獣の子供

監督:渡辺歩 うーん若干期待外れだったかな。美麗な映像は凄いけど、慣れてくると凄さが普通になった。海や宇宙の神秘、人間と宇宙の繋がりなど観念的な映像がイマイチ気持ちよくない。映像の洪水がそれほど美しくなく、逆に眠くなった。説明的な台詞がちょ…

シネマ狂想曲~名古屋映画館革命~

監督:樋口智彦 メ~テレ制作のドキュメンタリー。名古屋のミニシアター“シネマスコーレ”の副支配人、坪井篤史に密着。意外と退屈せずに観れた。これも彼の個性なのかもしれない。どこか人を引き付けるものがあるのだろう。同じ映画ファンとして共感できる部…

早乙女家の娘たち

監督:久松静児 原作は「二十四の瞳」の壺井栄。やっぱり久松静児はいいね。日本の古き良き家族映画。早乙女家の娘たちが魅力的で愛がある。皆家族思いだ。女4姉妹の中、弟というのはかわいいのだろう。やんちゃだからこそ溺愛しちゃうのかな。兄弟だけど、…

ゾウを撫でる

監督:佐々部清 2013年の作品だが、お蔵入りとなりその後2017年に公開。1本の映画を巡って、そこに関わっているいろいろな人達の群像劇。それぞれのエピソードが中々面白いので、若干物足りなさはあるが楽しめた。バーテンダーになりすましたエピソードが好…

五人の軍隊

監督:ドン・テイラー いやあこれはいい西部劇。オープニングの音楽がモロ「続・夕陽のガンマン」でパクリかよって思ったらモリコーネだった。五人のプロを集めた列車強盗というシンプルなアクション映画だが、これがいろんなネタにあふれた傑作だった。「ス…

トリプルクロス

監督:テレンス・ヤング ちょっと長さを感じた。主人公の軽さがやや作品の雰囲気を軽くしてる。スパイ映画としては悪くないが、定番な展開かな。じじいイメージしかないクリストファー・プラマーが若く凛々しい姿に、こんな時代もあったんだなと。ユル・ブリ…

名探偵コナン 銀翼の奇術師

監督:山本泰一郎 やっぱり初期のコナンはいいね。脚本の古内一成がいなくなって、近年は高いレベルには達していない気がする。ミステリー的なレベルは高くないが、いつものように古内脚本はいろいろな仕掛けがあり、そこが好きなのかもしれない。序盤の工藤…

ルームロンダリング

監督:片桐健滋 まあもうひとつ満足感は足りないが、池田エライザが可愛いから許すとするか。事故物件やら霊能少女という設定はいいと思う。もっと話を膨らましたい気もするが、2時間の映画だとこんなもんかな。光宗薫をずっと夏菜だと思っていた。。。ちょ…

はじめてのおもてなし

監督:ジーモン・ファーフーフェン ドイツの難民問題を笑いで描く。まあ難民だけでなく、この家族それぞれにいろいろと問題が起こるのだが、そこには偏見や差別がある。まあどこの国でもいろいろあるわけだが、ユーモアと愛で乗り切れば大抵どうにかなると言…

50年後のボクたちは

監督:ファティ・アキン ボッチと強面転校生のロードムービー。ファティ・アキンがこんな軽快な映画を撮ったことが意外。いやあコレ好き。少年たちのひと夏の冒険なんだけど、こういうなんか懐かしい感じのに弱い。リチャード・クレイダーマン「渚のアデリー…

ザ・スクエア 思いやりの聖域

監督:リューベン・オストルンド 独特な味わい。長いが結構クセになるものがある。人間の嫌な部分を見せ、不愉快にさせ、そのくせ寛容であれと言う。このひねくれた意地の悪い作風は、不快な気分にさせるのだが、ちょっとだけハマってしまった。なんだか無駄…

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア

監督:ヨルゴス・ランティモス ミヒャエル・ハネケとかラース・フォン・トリアーの作品のよう。ランティモスの前作「ロブスター」は不発だったけど、また変な映画を作りだした。アメリカが舞台だけど、欧州監督独特の雰囲気。不穏で嫌な空気が充満してる。そ…

黄金の犬

監督:山根成之 とんでもないバカ映画。でも褒めてます。これだけ変な日本映画もめずらしく、この時代だからできた荒唐無稽さ。まず音楽がもろルパン三世。案の定大野雄二だった。で無駄に豪華な俳優とスケール。ツッコミ所満載で無駄なシーン多数。でもそれ…

BPM ビート・パー・ミニット

監督:ロバン・カンピヨ 90年代パリでエイズ患者中心の活動団体“ACT UP”の実体験を基にした作品。エイズ、ゲイなどあまり観たいタイプの映画ではなかったけど、そういう人間でも興味深く観れた。内容関係なく、相手の興味を引くためにはどうすればいいかとい…

ワイルド・ブレイブ

監督:リン・オーディング いやあ思わぬ佳作。まさに掘り出し物。安いタイトルに騙されそうだが、しっかりとしたアクション映画。雪山という舞台設定もいい。親父とコンビを組むわけだが、その親父が認知症気味ってのもいい。立て籠り系から雪山でのアクショ…

ローサは密告された

監督:ブリランテ・メンドーサ これがフィリピンの現状なのかは分からないが、警察の腐敗ぶりは恐怖である。ただあの家族が無実という目線で見てたからそう思ったわけで、どうやら本当にドラッグ販売をしていたとなると話は違ってくる。とはいえ警察の過剰な…

女は二度決断する

監督:ファティ・アキン ファティ・アキンにしてはシンプルな復讐劇。まあその根底には移民やら司法制度やら、いろいろと問題はあるのだろうが。しかし疑わしきは罰せずとは言うが、明らかに有罪だと思うんだけど。犯人たちの動機もいまひとつ分からない。あ…

未来のミライ

監督:細田守 子育ての大変さを訴えた映画かな。細田守のプライベートな部分がより大きく出たミニマムな世界観。唐突のタイムトラベルやわがままくんちゃんになんだか微妙な感じではあるが、家族の歴史、繋がりなどでそれなりに盛り返しはしたかな。まあイマ…

ビューティフル・デイ

監督:リン・ラムジー 「タクシードライバー」という評を聞いてたので、ややハードルが上がってしまったが、終わってみれば中々のサスペンス。省略した断片的な映像での語り口がいい。ホアキン・フェニックスのだらしない肉体も、ある意味リアル。所々で予想…

ハイジャック

監督:ジョン・ギラーミン まあ終わってみれば大したことないかもしれないが、70年代のパニック映画、そしてチャールトン・ヘストンの組み合わせに、なんだか許せてしまう。でも前半はかなりいい感じ。鏡に口紅で書かれた脅迫文なんて興味をかきたてる。ただ…

傷だらけの勲章

監督:斎藤光正 大和屋竺脚本。いやあ凄いのか凄くないのかよく分からん映画。ロケ地がエジプト、シンガポールと無駄に豪華。西城秀樹だからとなめていたが、この壮大さと映画会社の気合に驚く。日本のアクションシーンのロケ地もよい。秀樹もかっこいいが、…

柔らかい殻

監督:フィリップ・リドリー イタリア映画「ぼくは怖くない」を思い出した。人があまりいない田舎の風景。一面に広がる小麦畑が美しい。純粋な子供が体験する狂気。でもその正体はよく分からない。宗教的なものを匂わせるが、結局ただの不良たちの犯行なのか…