★★★

君は永遠にそいつらより若い

監督:吉野竜平 佐久間由衣がいい。こんなに上手かったんだ。そして奈緒は相変わらず奈緒で、どうも個人的に「あな番」のイメージが消えない。虐待というか弱者への暴力というか、このテーマと主人公の成長を綴る。なんかバカっぽいんだけど、根っこの部分が…

DUNE/デューン 砂の惑星

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ なんだろう。素晴らしいんだけど、どこかヴィルヌーヴの過去作と似たり寄ったりな作風に、代り映えのしない単調さを感じるのも事実。いや素晴らしい出来ではあるんだけどね。そしてキャストがとにかく凄い。旬や名前のある実力者…

霧の旗

監督:西河克己 松本清張原作であり、山口百恵と三浦友和のコンビ作。山田洋次版は傑作だったけど、こっちもまあ面白かった。山口百恵が18歳らしいが、滅茶苦茶大人びてる。恐るべき18歳。犯人探しをしないで、お門違いな復讐劇に持っていくという異質さ…

レッド・スネイク

監督:カロリーヌ・フレスト 女性たちの特殊部隊なんてのがあったんだね。普通に生きてたか弱い女性が、いろんな地獄を見てきて、巡りついた先が特殊部隊。女性も強くなきゃ生きていけない世界。突き詰めれば、ことの本質は宗教。結局宗教って世界を悪くする…

ネッド・ライフル

監督:ハル・ハートリー ヘンリー・フール・トリロジー完結編。子供だったフェイとヘンリーの息子、ネッド・ライフルが18歳になり、変人少女と父親捜しの旅へ。これだけ観ても何にも面白くない。このシリーズを通して観ないと理解不能。まあシリーズ全部観ても…

トイ・ストーリー4

監督:ジョシュ・クーリー 正直終盤までは、この映画を作る意味あるのかと疑問ではあった。3で終わらせればよかったのにとも思えた。でも最後になって、この映画のやりたいことが見えた。これは人形の旅立ちであり、ラブストーリーである。悪くはなかったけ…

浜の朝日の嘘つきどもと

監督:タナダユキ 震災とかコロナとか今を生きる人達の現実を映している。でもその割には全くマスクつけてないのは、若干気にはなるが。一応高畑充希が主役だが、大久保佳代子が主役とも思えるぐらい大きな役だった。そしていい味は出していた。それと柳家喬…

すべてが変わった日

監督:トーマス・ベズーチャ 現代で西部劇を撮ったらこんな感じ。レスリー・マンヴィルの怪演とジェフリー・ドノヴァンのいやらしさが印象的だった。アメリカの田舎にはまだこういう旧世代の西部劇の世界の住人みたいな輩がいそう。敵を過度に強くしなかった…

マイ・ダディ

監督:金井純一 安っぽさを感じさせるんだけど、脚本がそれなりなので、どこか不思議なテイストになっている。そしてそれはムロツヨシという存在がよりこの映画を不思議な空気にしている。時間軸いじりも悪くない。父親とはという、まあよくあるちゃある話な…

フェイ・グリム

監督:ハル・ハートリー ヘンリー・フール・トリロジー。まさかの3部作の第2弾。いやあ、あの映画の続編を作るという発想がすごい。ヘンリーフールというただの変人の映画だった第一作から、まさかの変貌を遂げる。そう、ヘンリーはスパイだったというトンデ…

アイヌモシリ

監督:福永壮志 アイヌといえば「ゴールデンカムイ」ぐらいの知識だけど、アイヌの文化や生活など、興味深いものはあった。アイヌはアイヌで世代によって、変化が出てきているようだ。観光か伝統かでもいろいろと考え方の違いもある。だけど、コミュニティと…

パリのどこかで、あなたと

監督:セドリック・クラピッシュ 交わらない二人。二人の普通の男女のふつーな生活を交互に見せる。フランスの恋愛事情や労働状況など、今のパリの姿も垣間見れた。主演二人の普通っぽさがいい。好感が持てる。まあわかっちゃいるけど、最後に二人は。。。

張込み

監督:野村芳太郎 正直映画としては大したもんではない。それでもなんかいいのは、50年代の日本の街並みやら風俗やらの風景のおかげだろう。張込みといっても、ほぼ何も起きず、盛り上がりが一切ない。スリリングな刑事ものを期待すると肩透かし。遠くから…

悲しきヒットマン

監督:一倉治雄 「アウトレイジ」でもヤクザはやってはいたが、三浦友和にヤクザのイメージがほとんどない中、結構ちゃんとヤクザをやっていて、思いの外よかった。松村雄基久しぶりに見たけど、彼はいい雰囲気はある。成田三樹夫とかさすがベテランの凄み。…

ファーストラヴ

監督:堤幸彦 TV版は観ていた。ドラマとしてはTV版の方が面白かったような気がする。あんま覚えてないけど。結局この映画は何が言いたいのか。ミステリーってわけでもないし、なんとなく煮え切らない。トラウマを抱えた人間たちの赦しが本題であり、事件自…

この世界に残されて

監督:バルナバーシュ・トート 戦後のハンガリーという社会背景もあるが、やりたかったことは「ロリータ」なのかなと。オッサンと少女の微妙な距離感。嫉妬したり強がったりと、この小さいやりとりがボディブローのように効いてくる。特にオッサンには。少女…

ヘンリー・フール

監督:ハル・ハートリー ハートリーらしい独特な作風。変人が実は普通で、平凡な男が実は天才だったって話。ヘンリーフールのトーマス・ジェイ・ライアンがとにかく個性的。ちょっと長いし、話もダラダラしてるんだけど、なんかこの空気感は嫌いになれない。…

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

監督:キャリー・ジョージ・フクナガ 監督が日系だから、結構日本色が出てた。能面とか。そして一番よかったのは女優陣。アナ・デ・アルマス最高だし、レア・セドゥがとてもよかった。正直最近のボンドはマンネリ気味だが、これも若干そういう側面もあったが…

ゼロの焦点

監督:野村芳太郎 松本清張の代表作。犬童一心のリメイク版は観た。リメイク版は赤い服が印象に残ってるが、今作はモノクロだし、至ってシンプルな作風。いかにもな昭和のミステリーって感じで、ずば抜けたものは特にないが、この雰囲気を楽しむ。じっくりと…

ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから

監督:ユーゴ・ジェラン パラレルワールドもの。ちょっと佐藤正午の「Y」っぽかった。愛した妻が、もうひとつの世界では自分のことを知らない世界。自分が成功した世界と妻が成功した世界。友人の男がコメディリリーフとして、なかなかいい味出してた。切な…

オールド

監督:M・ナイト・シャマラン シャマラン原作じゃないんだ。老いるビーチという一発ネタだけではイマイチだなあと思っていたら、オチはそうきたか。このオチは結構好きです。これがやりたかっただけの前フリは長めだが、まあよしとするか。どっちかというと…

Arc アーク

監督:石川慶 「リプレイ」のような「ベンジャミンバトン」のような。テイストはそんな感じ。不老不死への願望と絶望。いつか終わりが来るから生きる意味がある。終わらないことは孤独。前半の操り人形みたいなやつは変なインパクトを残したけど、後半は普通…

ヤクザと家族 The Family

監督:藤井道人 90年代から現代までの滅びゆくヤクザの世界。居れば迷惑、だけど居なくなるとちょっと寂しいと思うのは、いけないこと?。今の時代ヤクザ映画も作りにくいから、過去に遡るしかないのか。共に二世役者の北村有起哉と駿河太郎がよかった。菅…

秘密への招待状

監督:バート・フレインドリッチ スサンネ・ビアの「アフター・ウェディング」をハリウッド・リメイク。オリジナルは観てない。中々面白かった。こんな偶然あるかよと思ったら、思わぬ展開へ。そこから女の闘いにでもなるのかと思ったけど、別の方向へ。家族…

茜色に焼かれる

監督:石井裕也 ここまで不幸を背負わせる必要があるのか。ここまでやりすぎると、正直何が言いたいのか不明だが、とにかく辛い現実が続く。コロナ禍の現代でのシングルマザーの大変さは分かるが、不幸な人間と嫌な奴しか出てこないとなると、さすがに気が滅…

映画 太陽の子

監督:黒崎博 テレビ版は観た。全然面白くなかった記憶しかないが、映画版は、あれ?そんなに悪くない。なぜだろう。何が違うのか不明だが、テレビよりマシだった気がする。結局は科学。原爆開発競争に負けたけど、そもそも相手がアメリカでは勝ち目はない。…

サリー・ポッターの パーティー

監督:サリー・ポッター パーティで集まった大人たちの裏の顔。少しイタリア映画の「おとなの事情」風味。他愛もない話で序盤はどおってことなかったが、ある告白から自体が動きだす。まあ誰にでも秘密はあるわな。しかし皆近場で手を出しすぎ。みんな嘘つき…

インヘリタンス

監督:ヴォーン・スタイン 結構設定は無茶ありだが、そこそこ楽しめた。どっちかというとお笑い芸人というイメージのサイモン・ペッグが、こんなレクター博士みたいな役をやってるのは意外。そもそもこんな大事になってしまったのは、親父が原因だよ。もっと…

FLIRT/フラート

監督:ハル・ハートリー ニューヨーク、ベルリン、東京の3つの都市を舞台にしたオムニバス。正直そんなに面白くはなかったが、この90年代のインディーズの空気感がどこか懐かしい。そこに永瀬正敏がいるのもいい。3つの都市で同じことが起こるわけだが、…

世界で一番しあわせな食堂

監督:ミカ・カウリスマキ フィンランドと中華料理。異文化交流。アキ・カウリスマキより映画としてはまとも。アキはもっとシュールだし、独特の間があるからね。しかしフィンランドも中国人が増えてきたってことなのかなあ。最後はラブストーリーに落ち着い…