★★★

燃ゆる女の肖像

監督:セリーヌ・シアマ 世界観というか設定は好き。どこかの孤島にやってきた女性画家と貴族の女性との愛。ほぼ女性しか出てこない女性映画。時代もよく分からず、抑圧された時代の女性の話で、正直内容は好みではないが、映像とか美術とかは美しかった。そ…

チャンシルさんには福が多いね

監督:キム・チョヒ 冒頭のタイトルクレジットの背景がまさに小津映画で、この監督小津のファンなんだろうなと思ったら、映画の中でも小津に触れていた。まあ40おばさんのなんてことない日常ではあるが、この映画の空気は嫌いじゃない。主人公にもうちょっ…

キーパー ある兵士の奇跡

監督:マルクス・H・ローゼンミュラー 一応ナチス物であり、サッカー物でもある実話を映画化。戦争のもうひとつの側面が描かれている。それは戦争が終わった後の話である。今度は加害者側が差別されるという事態が起こりえるということだ。それはある意味仕…

佐々木、イン、マイマイン

監督:内山拓也 ずっと代々木だと思っていた。。。佐々木である。この佐々木という変人キャラとの回想であったり、現状の不甲斐なさであったりの一風変わった青春映画。何でもない高校時代がどこかノスタルジックで、くだらない日々でも大切な思い出なのかも…

朝が来る

監督:河瀬直美 原作辻村深月。オリジナルじゃないからか、河瀬直美の作品の中では分かりやすい部類ではないか。じっくりと時間を遡って、丁寧に女性たちの苦悩を描いている。ちょっと「そして父になる」に似てる気がした。出産や養子などの問題や仕組みもし…

騙し絵の牙

監督:吉田大八 原作は「罪の声」の塩田武士。主人公を大泉洋であて書きして、本当に本人が演じることになった。出版社内の権力争いなんだけど、さほどスリルを感じなかった。だけど終盤の松岡茉優の成長がよかった。彼女は影の主役だった。キャストも何気に…

スポンティニアス

監督:ブライアン・ダッフィールド 人間が爆発するというトンデモ設定。ホラーにもサスペンスにもせず、青春映画に仕上げた。日常と非日常が混ざり、どこか不思議な余韻を残す。主演女優がかわいい。都会でなく、田舎の高校という舞台もよかった。彼氏いい奴…

悪い種子

監督:マーヴィン・ルロイ 無垢な怖さ。この手の悪い子供映画の元祖みたいな感じか。とにかく子役が達者。だからこそとても怖い。ほぼ家の中で代り映えしない画が続き、少々退屈さは否めないが、この時代のモノクロスリラーとしてそこそこ楽しめた。地味にピ…

おとなの事情 スマホをのぞいたら

監督:光野道夫 オリジナル、韓国リメイクとこれで3度目なので、さすがに新味はない。でも思ったよりは悪くなかった。同じことをやっても芸がないので、ややコメディ風にしていて、そのアプローチは正解だと思う。アレンジ具合も悪くない。常盤貴子の穿いて…

ホットギミック ガールミーツボーイ

監督:山戸結希 少女漫画原作なのに、よくある少女漫画映画とは全然違う。全く共感できない登場人物たち。優柔不断な堀未央奈、バカバカ鬱陶しい清水尋也、ナルシストな板垣瑞生と要は変人ばかり。だけど最後にはこんな変人たちにも慣れてくる不思議。舞台劇…

コリーニ事件

監督:マルコ・クロイツパイントナー これどういう展開にもっていくのか興味あったのだが、なーんだ結局ナチス物だったのか。いくらなんでもあんな長い年月も復讐の感情を持ち続けるものなのか。と思ったらこれフィクションなのね。実話かと思った。主役はト…

劇場

監督:行定勲 又吉直樹原作。都会の片隅でもがいている。何者になろうと。山崎賢人の成長。結構頑張った演技してる。松岡茉優は天使みたいなキャラ。なんでこんなやつといっしょにいるんだろう。でも意外と売れない劇作家とかって、あんな感じなのかなとも思…

ピータールー マンチェスターの悲劇

監督:マイク・リー どこの国でも通過する民主化運動の衝突。丁寧に堅実に描いているが、2時間半かける程の内容ではない。特に主要なキャラも配置しておらず、ちょっと真面目すぎる気がした。マイク・リーなので出来自体は悪くないのだが。悲劇といっても、…

VHSテープを巻き戻せ!

監督:ジョシュ・ジョンソン ベータとか懐かしいワード。そんな争いもありました。VHSへの愛やあの時代のノスタルジックな思いは大いに楽しめたのだが、ちょっと終盤ネタ切れというかダレた。オタクたちやVHSの歴史、そしてレンタルビデオを借りまくっていた…

ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒

監督:クリス・バトラー スタジオ・ライカにしては物足りない気もするが、まあ出来自体は悪くはない。冒険は意外と淡泊で、それほど印象には残らないかな。Mr. リンクもそこまで魅力的とはいえない。敵キャラも弱い。しかしこれストップモーション・アニメな…

明日の食卓

監督:瀬々敬久 3人の母親の子育ての話。これを見ると子供作るのやめようと思うんじゃない。思ったのは、やっぱり子供って女の子の方がいいなってこと。男は難しいよ。それと子育ての問題点として、この映画に限っては旦那が情けないってこと。本来子育ては…

アンフレンデッド:ダークウェブ

監督:スティーヴン・サスコ シリーズ第2弾。やっぱりこの手のPC上で進められていく系は結構好きである。もはやダークウェブの住人が無敵すぎるのはやりすぎだが、まあエンターテイメントとしては十分楽しめた。ネタ切れ感はあるが、今後も続けてほしい。ち…

はちどり

監督:キム・ボラ あまり女性監督だのフェミニズムだのを意識する必要はない。思春期の不安定な感情やこの瞬間が彼ら彼女らにとっての世界の中心であるという、まあどこの国でもよくある話。感情の起伏が激しいのがこの世代。昨日の親友が敵になったり、好き…

BLUE/ブルー

監督:吉田恵輔 結構ありがちな話。ボクシングっていうかスポーツ物ならよくあるパターンではある。才能あるけど病気だったり、テキトーだったやつが実は才能あったりとか。でもそのテンプレート的なキャラ造形が気持ちよかったりする。全体的に悪くはないの…

羊飼いと風船

監督:ペマ・ツェテン これ中国映画だったんだ。全然中国っぽくない。場所はチベットだけど、一人っ子政策なんてあるから中国の影響は確かにあるにはあるが。素朴な牧歌的風景で、山の生活だけの映画かと思ったら、意外と話というか作りは計算している。冒頭…

ベイビーティース

監督:シャノン・マーフィ 一種の病気物ってことになるんだろうけど、なかなかそう思わせないテイストで、不思議な魅力はあった。短い命の中、彼女は恋を知ることができた。それは一瞬ではあったが、その大切な時間はたとえ一瞬でも大きかったことだろう。不…

おもかげ

監督:ロドリゴ・ソロゴイェン 冒頭の長回しは中々いい。そこから息子が失踪して十年後、物語をどういう展開にもっていくのか。サスペンスにするのか、再会までの感動系か。でもどっちでもなかった。息子に似た少年と出会い、息子のような恋人のような、不思…

花いちもんめ。

監督:伊藤俊也 タイトルから全然想像してなかった内容だった。痴呆である。祖父のボケが進行していく中、家族はどう向き合っていけばいいのか。この時代、まだそれほどボケが社会問題になってなかった頃に、結構踏み込んで描いている。十朱幸代や西郷輝彦も…

世界一不幸せなボクの初恋

監督:ジェイソン・ウィナー 幸せを感じると失神する病気という設定はいいんだけど、ほんとにそんな病気あるのか。マーティン・フリーマンに対して、相手役がモリーナ・バッカリンではややゴージャスすぎる気もするが。弟のジェイク・レイシーが結構目立って…

ミッドナイトスワン

監督:内田英治 草なぎ剛のトランスジェンダー演技が一番の見どころなんだろう。まあ悪くなかったけど、そこまで騒ぐほどでもない。素人みたいな子が、いきなりバレエで成功するのも、なんだかバレエの世界を舐めすぎではないか。二人の関係性ももっと掘り下…

ある画家の数奇な運命

監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク 「善き人のためのソナタ」の監督ということで期待したんだけど、やや冗長というしかない。正直大した映画とは思わないが、それでも不思議な余韻があり、音楽も印象的だった。セバスチャン・コッホも存在…

ナイチンゲール

監督:ジェニファー・ケント 「ババドック」の監督なので、てっきりホラー映画だと思っていたら違った。まあ復讐劇なんだが、オーストラリアや時代背景のせいか単純な復讐劇でなく、むしろ人種差別とか女性の人権みたいなものが前面に出てる。復讐劇としては…

ワンダーウーマン 1984

監督:パティ・ジェンキンス まあこんなもんかな。そこまで面白いってわけじゃないけど、この80年代テイストは悪くない。クリス・パインのウエストポーチに笑う。どこか「バックトゥザフューチャー2」を思わせて、やっぱり80年代ってダサいよな。服もな…

ペイン・アンド・グローリー

監督:ペドロ・アルモドバル 主人公のアントニオ・バンデラスは監督アルモドバル自身ではないのか。大分投影されているように見えたが。まあ正直バンデラスがヘロインやってるだけの映画って気がしないでもない。そこまで大したドラマはないので、アルモドバ…

デ・パルマ

監督:ノア・バームバック、ジェイク・パルトロー 映画好きやデパルマファンなら楽しめる。だから結構楽しめはした。デパルマがずっと喋り、過去の自分の作品を語る。ほぼ全作語ってるので、各映画のいろんな逸話は個人的には退屈ではなかった。駆け出しの頃…