2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アキラとあきら

監督:三木孝浩 原作池井戸潤。ドラマ版も見てるが、あっちはちょっと長い。それに比べ確かにダイジェスト感はあるが、こっちの方が好きかも。ドラマ版は斎藤工と向井理。年齢的にはドラマ版の方があってはいるが、こっちの竹内涼真と横浜流星は若さ、さわや…

ファイブ・デビルズ

監督:レア・ミシウス ファイブデビルなんていうから、どんなホラーかと思ったら、タイムリープ物であった。匂いを嗅いだら娘が過去に行き、母の過去を知るという仕掛け。両親と叔母の関係など、過去の秘密が少しずつ解き明かされる。人種や同性愛などのテー…

モガディシュ 脱出までの14日間

監督:リュ・スンワン 1991年にアフリカのソマリアで現地の内戦からの脱出劇。あんま面白くない。実話ということだが、なんつーか嘘くさい。大分話盛ってる気がするのは韓国だからか。思ったほど盛り上がらなかったというのが正直な感想。韓国映画って何だか…

ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地

監督:シャンタル・アケルマン ぶっちゃけこの映画知らなかったし、アケルマンも知らなかったのだが、この映画が英国映画協会のベスト100の1位に選ばれたと知って観ることにした。200分とまあ長い。けど長さはさほど感じない。ある女性の淡々とした日…

ハッチング―孵化―

監督:ハンナ・ベルイホルム これ女性監督か。最初は鳥人間が気持ち悪かった。しかしその気持ち悪さが薄まり、終盤はなぜか鳥が少女に変わり、やや失速した感。どことなくヨルゴス・ランティモスな空気があったかな。こういうホラーは嫌いじゃないので、今後…

なごり雪

監督:大林宣彦 「なごり雪」ってイルカの歌だと思ってたら、伊勢正三のカバーだったんだ。知らんかった。あの曲をモチーフにした悲恋物。大林節が炸裂していて、まあ相変わらずそこに乗れないんだよなあ。この監督はどうも作り物臭くなってしまう。包帯ぐる…

20歳のソウル

監督:秋山純 音楽映画かと思ったら、病気物だった。正直ちょっとありきたりな気もしたが、実話ってことならしょうがない。内容の割には長い。音楽にしても友情にしても恋愛にしてもどれもなんか薄い。このレベルの作品で佐藤浩市は勿体ないのでは。神尾楓珠…

スティック

監督:Teppo Airaksinen 10分の短編。悪くない。犬飼いたいけど親に反対されたので、変わりに棒で散歩する少女。ただの棒も犬のように散歩しているうちに、愛着が湧いてくる。短いし大した内容ではないんだけど、この短い間でちょっとしんみりとした。短編…

フィガロに恋して

監督:ベン・リューイン 思ったよりも全然良かった。やっぱり音楽の力なんだろうね。主演のダニエル・マクドナルドが小太りでチャーミング。どっかで見たと思ったら「パティ・ケイク$」の人ね。これ実際に歌ってるのかな?。オペラなんて興味なかったけど、…

勝利と敗北

監督:井上梅次 ボクシング映画。井上梅次だし悪くはないけど、面白いって程でもない。川口浩が一応主役ってことになってるけど、実質本郷功次郎がメイン。ジムの会長の山村聡が味のある演技でよかった。そして悪役といえば安部徹。もはやこの時代の定番であ…

大河への道

監督:中西健二 立川志の輔の落語を映画化。令和と江戸の二つの時代を一人二役でやるこの構成がいい。伊能忠敬の人物像を伊能忠敬なしでやるというアプローチが面白い。伊能忠敬といえば日本初の地図作成だが、その裏では全く表に出てない影の人達がいたとい…

泣く子はいねぇが

監督:佐藤快磨 そこまでナマハゲである必要性がないような。ダメ男の再生みたいな話だけど、こいつとより戻しても、あまり明るい未来が見えないのが辛い。吉岡里帆の突き放し方がリアルで辛い。柳葉敏郎の付き人をしてた中野英雄の息子と共演とは感慨深いも…

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー

監督:フィリップ・ラショー バットマンからスパイダーマン、アベンジャーズといろんなヒーロー物のパロディ。ラショーのおバカ映画。下ネタばっかで、昨今ではこういうのいろいろ言われそうだが、中々攻めている。ラショー映画のいつものメンツで、バカやっ…

犯罪都市 THE ROUNDUP

監督:イ・サンヨン 「犯罪都市」の続編。前作の方が面白かったような。マ・ドンソクのファン向けかな。しかし韓国はこんな映画ばっかだな。暴力に溢れている。だからか悪役が豊富だねえ。。。

TANG タング

監督:三木孝浩 三木孝浩なのでそこそこ期待したんだけど、自身のワーストじゃないってぐらい微妙な出来だった。よくあるロボットと人間の友情。なんとなく「ロン 僕のポンコツ・ボット」を思い出した。二宮和也ってどこかテキトーにやってるイメージがあっ…

整形水

監督:チョ・ギョンフン 整形大国韓国らしい作品。内容全然違うけど、なんとなく「パーフェクトブルー」がちらついた。もう設定から滅茶苦茶で、整形水に浸かって、肉を切り落としたら美人になるという訳分からん強引な設定を作り出し、最後の方は女性のパー…

スワンソング

監督:トッド・スティーヴンズ ゲイの老人ヘアメイクドレッサーのロードムービー。実話を基にしてるそうだが、そもそもあまり面白い話ではない。ウド・キア劇場で、彼の存在でなんとか成立してるが、基本ダラダラしてるだけの薄い内容。あまり好みの作品では…

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー

監督:児玉徹郎 3DCG化は悪くはなかった。これによって出来ること増えたのは事実だが、失われたものもあるような。まあ否定派ってわけではないが、これも時代の流れか。今回は番外編って感じで、悟空、ベジータは脇に回り、ピッコロが実質主役。こういうのも…

パリ13区

監督:ジャック・オーディアール さすがオーディアールといったとこか。4人の男女の恋愛事情。おフランスらしい洒落っ気と性と人種といろんなもんを絡めたもの。中々面白く観れた。モノクロの映像もセンスあり。ポルノ女優と仲良くなる件など面白い展開だけ…

宋家の三姉妹

監督:メイベル・チャン 思ったよりも深みがなかった。まあでもマギー・チャン、ミシェル・ヨーと彼女たちの若き日の共演だけでもよしとするか。宋家の次女は孫文と恋をし、三女は蒋介石と結婚、こんな姉妹がいたんだね。ちょっとだけ歴史のお勉強にはなった…

FLEE フリー

監督:ヨナス・ポヘール・ラスムセン ドキュメンタリーアニメという珍しさはあったが、それが上手くいってるかというとそうでもない。壮絶な人生なのかもしれないが、ありがちとも言え、そこまで心情的に寄り添えない。淡々としていて、アニメである必要性も…

神々の山嶺

監督:パトリック・アンベール 原作は谷口ジローの漫画。基の小説は夢枕獏で日本で実写化されているが、酷い出来だったなあ。今作はフランスでアニメ化。てっきりフランス人に置き換えていると思っていたら、そのまま日本人でやってた。なぜ山に登るのか。そ…

カラミティ

監督:レミ・シャイエ フランス製の西部劇でアニメーション。監督は「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」の人。あっちに比べると劣るかな。なんでカラミティジェーンと思ったけど、なるほど観てみると非常に今の時代に合わせている。男たち中心の西部…

生きる LIVING

監督:オリヴァー・ハーマナス 黒澤の「生きる」のイギリスリメイク。結論から言うとオリジナルには及ばない。戦後に撮るのと戦後風の撮るのとでは、やはり空気が違う。とはいえ古い映像のようなオープニングは素晴らしかった。ビルナイは好きだし、当然いい…

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

監督:コリン・トレヴォロウ ジュラシックワールド三部作の最終作。なんか平凡だった。でも「ジュラシック・パーク」の旧メンバーが顔を揃え、そこだけはよかった。しかしみんな年取っちゃったなあ。もうCG恐竜みてもワクワクしないし、シリーズこの辺で終了…

名探偵コナン ハロウィンの花嫁

監督:満仲勧 シリーズ第25弾。出来はいい方。安室の警察学校同期の過去話がいい。テロリスト、警察、被害者たちが絡み合う展開も悪くなかった。しかし相変わらずコナン超人すぎる。ロシア語まで喋れるとかもはや探偵というよりスパイみたい。

愛のコリーダ

監督:大島渚 ようやく観れた。これが阿部定か。おフランス制作のようだけど、そこまで芸術性は感じなかった。正直安いAVっぽかった。これ本番でやってるんだよね?。そこは結構衝撃で、藤竜也辺りがやってるのもびっくり。基本二人が裸でヤルだけで内容的に…

帰らない日曜日

監督:エヴァ・ユッソン なんか思ってたよりも裸が多かった。まあ良かったのはそこんとこだけかな。話自体は普通レベル。オリヴィア・コールマン、コリン・ファースを脇で豪華に使ってるけど、彼らが出る程のもんではない。あまり内容が入ってこなかったが、…

真夜中のピアニスト

監督:ジャック・オーディアール 「マッド・フィンガーズ」のリメイク。昔観た記憶があるんだけど、どうだったかなあ。。。まあ映画自体はそこまで凄くはないけど、雰囲気がいい。ロマン・デュリスもいいが、なんといってもニエル・アレストリュプが素晴らし…

ワン・セカンド 永遠の24フレーム

監督:チャン・イーモウ これ監督チャン・イーモウだったのか。チャン・イーモウは大作よりもこういう小さい作品の方がよい。中国版「ニューシネマパラダイス」をやりたかったのかな。この中国の70年代ぐらいの田舎の雰囲気が、どこか懐かしく郷愁を覚える…