2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ

監督:ハリナ・ライン こういう別荘でのお泊り会を見るとアメリカだなあと感じる。男女関係だったり、ドラッグだったり、拳銃だったりとアメリカンだわな。さてお泊り会に集まった男女7人が一人また一人と殺されていく。とまあサスペンスとしては普通だけど…

とんび

監督:瀬々敬久 重松清原作。昭和の人情物。悪くはないけど、そこまで感動はしない。息子が小説で直木賞獲るとかあるんで、これは自伝的な作品なのかな。まあ頑固おやじと出来のいい息子っていう、昭和のありきたりな親子の話。阿部寛は好きなので、そこはよ…

別れる決心

監督:パク・チャヌク パク・チャヌクらしい。そして韓国らしい。いろいろとあざとい。面白いとは思うが、あまり何も残らない。ムードを重視したのか知らんが、目まぐるしくて、ムードもへったくりもない。タン・ウェイはよかった。しかしあの穴いつ掘ったの…

復讐は私にまかせて

監督:エドウィン うーん、嫌いじゃないけど、思ったほど面白くない。もっとアクション中心でもよかった。話が分かり辛いというかダラダラしすぎ。復讐はよかったけど、そこに至るまでが無駄に長い。そして復讐が終わっても、エピローグがダラダラ長い。粗削…

天間荘の三姉妹

監督:北村龍平 東日本大震災への鎮魂歌。その部分はぐっとは来るけど、映画としてはいまひとつな印象。そもそも無駄に長い。そして北村龍平がやるべきテーマなのか。普通にホラー系やればいいのに。3姉妹のキャストは悪くないし、寺島しのぶはなんだかんだ…

ザリガニの鳴くところ

監督:オリヴィア・ニューマン ミステリーとしては弱い。最後のオチも想定内。別にそれをやらないで、うやむやで終わってもよかったとは思うが。ただひとりの女性の生き様を描いたものとして、若干の薄っぺらさはあるのだが、湿地の舞台設定などもあり、そこ…

ドライビング・バニー

監督:ゲイソン・サヴァット 何も知らなければ彼女は凶悪犯に見えてしまう。夫殺しの肩書、姪を連れ出し嘘ついて娘に会いに行く。しかし実情はそんなに悪い人間ではない。いやむしろ彼女の行いは正しいのではないのか。人間偏った情報、肩書などで判断しがち…

ふたつの部屋、ふたりの暮らし

監督:フィリッポ・メネゲッティ 老レズビアンの話。もう年なんだから好きに生きればと思う一方で、それを知らされる子供たちは複雑だわな。あえて言う必要はない気もするけどね。友達といってテキトーに濁せば、なんとなく丸く収まるんじゃない。

劇場版 Free!-the Final Stroke-

監督:河浪栄作 「前編」+「後編」のシリーズ最終章。うーんシリーズ中一番出来が悪いような。ぐだぐだと引き延ばすような映像が多く、だったらひとつにまとめりゃいいじゃんと思ってしまった。過去の映画版の方が、いろいろと盛り上がって熱かった記憶だが…

向田理髪店

監督:森岡利行 映画としては正直大したもんはないが、この田舎の雰囲気が自分の田舎と重なり、どこか懐かしい気持ちになれた。都会ではない人との触れ合いがある。近所が皆家族みたいなのは鬱陶しい部分もあるけど、孤独に陥らないといういい部分もある。あ…

書くが、まま

監督:上村奈帆 台詞が聞き取り辛かったり、多少の拙さはあるのだが、時間も短いし、どこか憎めないものはある。今時でいうコミュ障ってやつか。まあ分からなくもない。そんな主人公の心の拠り所が保健の先生だったんだろう。でも不倫するような人に見えない…

辻占恋慕

監督:大野大輔 ミュージシャンの悲哀。20代で芽が出ないと厳しいのかなあ。主演二人のやり取りとか距離感、ちょっと寂れた空気、どこか心地よいものがあった。そこでいい感じで終わればよかったのだが、終盤暴走する。いきなり彼女をスタンガンで眠らせ、…

チケット・トゥ・パラダイス

監督:オル・パーカー 始まって1分でオチが分かった。典型的なハリウッドのラブコメだが、内容は大したもんじゃない。ジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーだからまあそれなりに観れたけど、わざわざ主演するほどの映画じゃないだろ。バリ島に釣られた…

L.A.コールドケース

監督:ブラッド・ファーマン ノトーリアス・B.I.G.暗殺事件の捜査を描いたもの。実話ベースってことだが、正直どこまで本当なのか疑わしい。硬派な実録物って感じで好きなタイプの作品なのだが、分かり辛く、かつイマイチ真実味に欠ける。フォレスト・ウィテ…

グレイトフルデッド

監督:内田英治 しょーもない。一体何を見せられてるんだ。瀧内公美が主演だが、ブレイク前はこんな汚れ仕事もしてたんだね。シュールなコメディってことなんだろうが、ちっとも笑えないし、内田もこんな下らん映画を撮ってたんだね。。。

偽りのないhappy end

監督:松尾大輔 この手のミステリーは嫌いじゃないし、河合優実出てるしで、気に入るかと思ったけど、ちょっといろいろと詰め込みすぎて訳分かんなくなっちゃった。妹の失踪ともう一人の失踪事件に自身の過去のトラウマと複雑にしすぎた結果、焦点がぼやけた…

Summer of 85

監督:フランソワ・オゾン フランソワ・オゾンはあまり得意じゃないので不安だったが、これは悪くなかった。少年二人、フランス、オゾンとああこれはゲイの話だなと思い、正直乗り気はしなかったが、少年が死んで面白くなった。そこまで喪失感はなかったが、…

サバカン SABAKAN

監督:金沢知樹 ノスタルジック。少年二人のひと夏の思い出。この手のやつに結構弱い。キャラクター的にはありがちだし、冒険にしちゃちとエピソードが小さいけど悪くなかった。両親が尾野真千子、竹原ピストルなのだが、この組み合わせというか安定感という…

夜の女たち

監督:溝口健二 戦後の日本の女性たち。当然貧しい。生きるために仕方なく売春婦に落ちていく。まあそういう時代の中での女たちの生き様が描かれている。田中絹代が熱演なのだが、彼女はそこまで落ちていくほどではないのに、どこかキャラが変貌してしまった…

劇場版 荒野に希望の灯をともす

監督:谷津賢二 こんなに凄い医師がいたんだねえ。アフガニスタンで多くの病人を救い、その後は用水路作りでアフガンの復興に尽くしてきた日本人中村哲。彼がいなかったら、どれだけ復興が遅れ、人間が失われたか。その功績には敬服する。反戦を訴え、暴力を…

イントロダクション

監督:ホン・サンス 1時間強なのが救い。これ以上長いと困る。普通の日常会話を見せられているだけ。まあそれがホン・サンスなんだけど、こんなの見せられても、ちっとも面白くない。こういうのが評価されるってのもいかがなものか。なんで酒飲む時、顔を背…

デリシュ!

監督:エリック・ベナール 最初はお堅いフランス映画で苦手かなと思ったが、とてもいい映画だった。革命前夜のフランスの料理人の話。料理人としての地位を失い、プライドもズタズタにされ、逃げるように田舎に戻った男が、訳アリの女と出会い、希望を見出し…

マイ・ブロークン・マリコ

監督:タナダユキ 永野芽郁新境地といったとこか。やさぐれ女を熱演。タバコ吸ったり、若干無理してる感はあったが、頑張ってはいた。だけど一番良かったのは奈緒。なんつーか滅茶苦茶説得力のある演技だった。危うくてバカで、でも優しくて。純粋な人間は生…

デュアル

監督:ライリー・ステアンズ 余命わずかより、自身のクローンを作ったら、なんと病気が治ったからさあ大変。同じ人間が二人は生きられないので、廃棄しようとしたら嫌だといい対決することに。話がどこか予想を裏切り、話の転がし方が斜め上というか、バカっ…

君たちはどう生きるか

監督:宮崎駿 映画を初日で観たの初めてかも。でもこの映画は初日に観なければいけないと思った。初めて見る映像が映画館という初めての映画体験。こんな経験は二度とない。このドキドキ感を味わえたことは感謝。で内容であるが、結論から言うと普通だった。…

破戒

監督:前田和男 今時島崎藤村ねえと思ったが、これが中々真摯な映画であった。部落出身の教師が、それを隠しながら、差別や偏見と静かに闘う姿を描く。ちょっと真面目すぎると思ったが、終盤の生徒たちの前での告白が胸を打つ。最初は間宮祥太朗に不安を感じ…

獣道

監督:内田英治 伊藤沙莉劇場。彼女のための映画ではあるが、内容は大したもんではない。こんな映画でも体張っててびっくり。内田英治は気に入った俳優を結構使う傾向のある監督。地方のヤンキーのつまんない日常を見せられても、あまり面白くはないわな。。…

狼と豚と人間

監督:深作欣二 うーん、正直イマイチだった。盗んだ金の在処や倉庫でのやり取りがどうも盛り上がらない。基本拷問ばかりなので、絵的にも面白くない。高倉健、北大路欣也、三國連太郎とキャストは凄いが、深作の映画に合ってないような。3兄弟の葛藤も今一…

異動辞令は音楽隊!

監督:内田英治 思ったよりもよかった。雰囲気が好き。優しさがある。音楽映画としての楽しみはそこまでなかったが、キャラクターたちの魅力もあり、心地よい映画になった。一番大きかったのは、やはり阿部寛の存在。他の役者だったら、もっとつまんない映画…

よだかの片想い

監督:安川有果 顔に大きなあざのある女性の話。ここまでくるのに大変な人生を歩んできたことだろう。いろんなものを押し殺して生きてきたことだろう。本当の自分を出せないもどかしさ。松井玲奈が静かに苦悩を表現していた。中島歩や藤井美菜もちゃんと個性…