2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

クローバーフィールド・パラドックス

監督:ジュリアス・オナー このシリーズ好きだけど、今作は微妙。宇宙船の中で起こる奇妙な現象。国際的なキャストが集まるが、そこまで皆持ち味を発揮してない。切断した片腕が動いたり、体の中からミミズだのボールだのが出てきたり、壁の中から人間が出て…

シー・ユー・イエスタデイ

監督:ステフォン・ブリストル タイムトラベル物。うーん悪くなかったんだけど、最後の最後でやらかした。それやっちゃダメだろ。なんだか脱力した。過去に戻れば戻るほど、自体が悪くなるというタイムトラベル物の定番。既視感ありありだが、それなりに楽し…

パドルトン

監督:アレックス・レーマン 中年オヤジ二人の友情物語ってとこか。まあありがちな話であるが、軽妙な会話の中に、二人が築き上げた友情が浮かび上がる。小さな金庫を持った追っかけっことか、ガキっぽくて笑えた。中年になると死というものを考え出す年齢。…

アイ・アム・マザー

監督:グラント・スピュートリ 出演者ほぼ二人とロボット、そしてほぼ建物の中。ロボットに育てられた少女の話。ディストピアSFで、嫌いじゃないけど、内容の割にはちと長い。もう少し大きなドラマなり謎なりは欲しかった。想定内でそこまで驚きはない。終わ…

ラブ&モンスターズ

監督:マイケル・マシューズ 生物が巨大化した世界。ひ弱な主人公が彼女に会いに外の世界へ旅に出る。SFアドベンチャーで、ちょっとコメディ風味。旅の途中での出会いや成長と、まあそこそこの冒険活劇。アジア系のジェシカ・ヘンウィックも可愛かった。ちょ…

バブル

監督:荒木哲郎 俺は好き。やっぱ虚淵玄いいなあ。この泡に覆われた東京という世界観とパルクールの組み合わせ、そして人魚姫をモチーフにした構造。このいろんな複合技が素晴らしいファンタジーを生み出した。退廃した東京の街並みのデザインや澤野弘之の音…

バード・ボックス

監督:スサンネ・ビア 「クワイエット・プレイス」の二番煎じ。音を立てるなから見るなに変えただけ。サンドラ・ブロックの力でどうにか成立してるけど、映画としては極めて普通のサスペンス。そもそもの敵の存在が分かりづらい。ジョン・マルコヴィッチがい…

ケイト

監督:セドリック・ニコラス=トロイアン 日本が舞台だから観た。それだけ。まあ普通のアクション。主役ってメアリー・エリザベス・ウィンステッドだったんだ。こんな顔だったっけ。まあ外国産の日本物というとよく出てくるメンツばかり。浅野忠信、國村隼、…

ゴーストランドの惨劇

監督:パスカル・ロジェ なんかカオス。これは現実なのか、小説なのか。その作り自体は悪くないのだが、あの暴漢たちが意外とキャラが弱い。監禁された人間が自分の世界に逃げ込み、それが成功した将来の姿ってのは、まあまあ面白い。内の世界と現実を繋ぐ表…

イカロス

監督:ブライアン・フォーゲル ロシアは信用できない。ウクライナとの戦争もあり、ようやくロシアが普通じゃないことに気付き出した。それはさておき、ドーピングである。しかしそこまでしてメダルがほしいか。もはやスポーツとは何なのかと考えてしまった。…

記憶の夜

監督:チャン・ハンジュン 典型的韓国映画。話は違うけど、テイストは似てるような映画をよく作るよ。相変わらず強引な展開で、ねじ伏せるけど、やっぱり無理がある。役者の演技力や強引な力技でエンターテイメントに落とし込むのは確かに凄いけど、こんなの…

ロスト・ドーター

監督:マギー・ギレンホール マギー・ギレンホール長編監督デビュー作。この内容で2時間オーバーは長すぎでは。終始辛気臭いオリヴィア・コールマンを延々と見せられてもねえ。ほぼギリシャの浜辺のシーンで、画的にも代り映えせず退屈。大きなドラマもなく…

ROMA/ローマ

監督:アルフォンソ・キュアロン キュアロンのパーソナルな作品。パーソナルすぎて、特に大きなことは何も起きない。まあモノクロの映像は素晴らしい。横移動のカメラとかも、何でもないが、テクニックを感じさせる。70年代のメキシコという日常的な作品だ…

ヘイター

監督:ヤン・コマサ 嫌な世の中である。フェイクニュースや炎上など嘘の情報で相手を貶める。こんなことを専門にやってる企業があるのが怖い。フィクションの部分も多いが、あながち全部嘘とも言い切れない。今や情報が世の中を作っている時代。そんなもんに…

泣きたい私は猫をかぶる

監督:佐藤順一、柴山智隆 脚本岡田麿里。正直あまり期待してなかったけど、結構よかった。最初は主人公のキャラが全く好きになれず、ドン引きしてしまって、なんでこんな変なキャラにしてるのかと呆れた。ああこれは駄目な岡田麿里が出てしまったなと諦めて…

グッド・タイム

監督:ジョシュ・サフディ、ベニー・サフディ 「アンカット・ダイヤモンド」の監督作。なんとなく作風は似てる。音楽がいいんだよ。ちょっと80年代っぽさがあって。どこか「ジャッジメント・ナイト」を思い出した。基本逃げる映画。ただただ逃げる。あても…

ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから

監督:アリス・ウー この映画の主役は、この寂れたような街だと思う。この田舎の感じが魅力的で、都会じゃ出せない味。その中で繰り広げられる三角関係。皆悩みを抱え、それでも成長している。三人ともに個性があって、複雑だけど、とても美しい映画だった。…

月影の下で

監督:ジム・ミックル まあありがちなタイムトラベル物。そこまで新しさもない。好きなジャンルだけど、もうひとつわくわくしなかった。設定とかは嫌いじゃないけど、全体的に地味だし、真相のカタルシスもない。ラストのしみじみした余韻はそんなに悪くなか…

パーフェクション

監督:リチャード・シェパード 一応復讐物ってことなのか。本当の復讐の相手は誰なのか。変態おやじを懲らしめるのはいいんだけど、黒人女の手を切る必要はなかったんじゃない。なんか変な映画だったなあ。。。

オールド・ガード

監督:ジーナ・プリンス=バイスウッド 普通のアクション映画かと思ったら、結構トンデモ設定だった。主人公たちが、いきなりハチの巣にされて、えっと思ったらそういうことね。要は不死身ってやつ。なんとなく「タイム・シーカー」を思い出した。主人公より…

スイートガール

監督:ブライアン・アンドリュー・メンドーサ つまらん。オチは想定内。驚かせたつもりだろうが、やり方が巧くないので、全然面白くない。そういう変化球を使うなら、もっと巧くやってもらわないと。復讐もあまりわくわくせず、平凡なアクションで終わってし…

オキシジェン

監督:アレクサンドル・アジャ ハリウッド映画かと思っていたら、フランス映画だった。[リミット]のSF版みたいな感じ。この内容なら、もっと短くていい。まあいろいろとネタを仕込んで、前半はつまんないけど、後半はまあまあ持ち直した。でもほぼ狭い密室…

映画 えんとつ町のプペル

監督:廣田裕介 思った以上によかった。話が意外としっかりしていた。いろんな元ネタがちらつき、どっかの寄せ集め感はあったが、それでも上手くまとまっていたと思う。絵本は知らないし、西野も好きじゃないけど、初めてでここまでやれれば立派ではある。ま…

マリッジ・ストーリー

監督:ノア・バームバック 現代版「クレイマー、クレイマー」。時代は違えど、やってることはいつの時代も変わらない。愛は永遠ではない。いつかは終わる。あまり希望はなかった。喪失感しかない。でも確かに愛した時もあった。スカーレット・ヨハンソンとア…

クロース

監督:セルジオ・パブロス スペインアニメだったんだ。アメリカかと思った。サンタクロースの誕生秘話って、なんか似たようなやつ他にもあったような。とても真面目に作られた綺麗な作品。ただ綺麗すぎて、やや面白味に欠ける気もするが。。。

グッド・ボーイズ

監督:ジーン・スタプニツキー 3人の悪ガキたちのドタバタ劇。といってもジェイコブ・トレンブレイがいるから、彼だけはお上品な空気出してたけど。まあアメリカでは昔からよく作られたティーンコメディ。ただこの手のやつは大体高校生ってパターンだったけ…

街の上で

監督:今泉力哉 群像劇の名手であり、今泉節が炸裂した作品。会話の面白さとゆるい間が心地よい。そしてオール下北沢ロケという、下北沢の街の空気感も伝わった。男ひとりとそこに囲むような女優陣たちがみんな素晴らしかった。受けに回る若葉竜也の絶妙な空…

この茫漠たる荒野で

監督:ポール・グリーングラス 西部劇なロードムービー。全体的に地味目な話ではあるが、そこはトム・ハンクスの力でそれなりに。オッサンと少女の旅。言語も通じない。でもいつしか旅が二人の絆を強くする。父のような娘のような、いつしかそんな関係になる…

わるいやつら

監督:野村芳太郎 松本清張原作。あまり清張らしさというかミステリーではない。みんなわるいやつらばかり。だけどイマイチ面白味がない。片岡孝夫がいかにもな昭和のプレイボーイ風で、一番印象的だった。後半突然大物役者たちが出だして、なんだか無駄使い…

イン・ザ・ハイツ

監督:ジョン・M・チュウ ミュージカルとしてはレベルが高いとは思うのだが、あまりミュージカル好きじゃないので、そこまで楽しめたかどうか。それにちょっと長い。でもまあ曲はよかったし、主演のアンソニー・ラモスの好感度が高かった。ラストのオチもい…