2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

オックスフォード連続殺人

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシアこの監督もっと猥雑なイメージがあるが随分とおとなしい。ミステリーとしていろいろネタを仕込み、うんちくたれているんだけど、どうも話が弾まない。どんでん返し的なものもあるが、なるほどと感心するようなもんじゃ…

樹海のふたり

監督:山口秀矢インパルスを起用したことが大きい。二人のコント好きだし、あのコンビの空気感がいい具合にこの映画にマッチしている。あとやっぱり富士の樹海の映像も引き付ける力がある。最初は面白かったけど、話をいろいろ詰め込みすぎてるせいで散漫に…

トランス

監督:ダニー・ボイル相変わらずスタイリッシュなダニー・ボイル。テンポのいい編集で駆け抜ける。中盤やや話が予想の範囲内ではあったが、最後は意外なオチでそうきたか。結局どの時系列から映画を始めるかってことなのよね。ヴァンサン・カッセルがいい。…

ウエスト・オブ・メンフィス 自由への闘い

監督:エイミー・バーグなんかアンビリーバボー辺りでやってそうな冤罪事件を追ったドキュメンタリー。確かに警察のずさんな捜査はあったかもしれないけど、しょうがない部分もある。こう新しいDNA証拠がぽんぽん出てくると、じゃあ今までのはなんだった…

ホワイトハウス・ダウン

監督:ローランド・エメリッヒ最初の方は「ダイハード」と「エアフォースワン」を足したような感じでまあまあ面白かったけど、どんどん大味になっていって結局いつものエメリッヒ映画になってしまった。ラストの黒幕とか別にいらない。何気に「インディペン…

赤い手裏剣

監督:田中徳三雷蔵版「荒野の用心棒」。音楽とかも西部劇っぽいし、最後は「シェーン」だし。。。3つの組織を争わせたりするんだけど、あまり雷蔵の役割というか目的というか大義がないのでイマイチ内容に重みがない。赤い手裏剣はかっこいいし、敵の鎌男…

怪談新耳袋 異形

監督:井口昇全4話のオムニバス。酷いストーリーとそれに輪をかけて酷い演技。これがスマイレージか。よく知らないが、まあアイドルだし可愛いから許せるけどさあ。。。とにかく最初の2本はほんと酷い出来。最後の「部屋替え」と「和人形」はまあまあ怖い…

月光の夏

監督:神山征二郎特攻隊とピアノ。実話が元になってるらしい。ベートーベンの月光がまるで特攻で死んでいった者たちへの鎮魂歌のようで切なく泣ける。お国の為に自己を犠牲にして死んでいった者たち。特攻に行きたくても行けず上官に逃げたと侮辱され死にた…

怪談新耳袋 ノブヒロさん

監督:豊島圭介アルバム写真やテープなどトンデモストーカーを浮き彫りにする小道具はいい。ただ後半ターミネーター化し出してから一気に白けた。ドタバタしすぎてバカバカしい。もっとネチネチとした方が怖いのに。。。

陽だまりの彼女

監督:三木孝浩難病物ならありきたりだったが、ファンタジーに舵を切って正解。不思議ちゃんの上野樹里もあの役なら納得。ビーチボーイズも効果的だった。ただエピローグがグダグダ長いのがマイナス。上野樹里の中学時代の女優が顔やしぐさが上野樹里をちゃ…

ペイル・コクーン

監督:吉浦康裕「アルモニ」「サカサマのパテマ」「イヴの時間」と吉浦康裕のオリジナリティに大変気にいったので、監督デビューの個人制作OVを観ることにした。世界観は割と好き。退廃した未来とまあよくある設定だが、美術や未来科学等はそれなりに良か…

怪談新耳袋 劇場版 幽霊マンション

監督:吉田秋生このマンションにはかつてのオーナーの娘の霊が取り憑いていて、次の入居者が来るまでそのマンションからは引っ越せない。また午前0時までにマンション内に戻らないといけない。ルールを破れば霊に殺される。これはマンション版「リング」と…

「女の小箱」より 夫が見た

監督:増村保造夫と妻と夫の愛人、そしてキャバレーオーナーとその愛人など登場人物が複雑に絡み合い、会社の乗っ取り、スパイ、浮気など愛憎愛欲がうごめく。少々メロドラマっぽいとこもあるが、人間の果てしない欲望を増村保造はじっくりとあぶり出す。仕…

嘆きのピエタ

監督:キム・ギドクサスペンスとして非常に面白いと思った。しかしこの映画はサスペンスとしては全く興味がないようで、キム・ギドク流の怨念の物語になっている。少し「オールドボーイ」に似たものを感じた。また冷蔵庫など小道具の使い方とか上手いと思っ…

博徒一代 血祭り不動

監督:安田公義市川雷蔵の遺作。雷蔵の任侠映画は初めて観たが中々いいね。二つのやくざ勢力の板挟みになる展開も面白く脚本もよく出来ている。雷蔵はいつもながらクール。撮影時は病に冒されていたらしいが、そんな風には微塵も感じなかった。恩人の近衛十…

怪談新耳袋 劇場版

監督:吉田秋生、鈴木浩介、佐々木浩久、三宅隆太、豊島圭介、雨宮慶太、平野俊一全8話からなるオムニバス。まあどれも平凡で特にコレといったエピソードは無かった。たまにちょっとぞっとするものはあったけど。。。しいて言えば「姿見」という話の最後に…

サカサマのパテマ

監督:吉浦康裕空からでなく地下から少女が降ってきた。どことなく「ラピュタ」を思わせる導入部だし少女と少年という組み合わせもジブリっぽく「ラピュタ」の系譜かなと。奇想天外な設定やエイジの父親と行方不明の冒険家との繋がり、父親が打ち上げた飛行…

フィフス・シーズン〜春の来ない村

監督:ピーター・ブロセンス、ジェシカ・ウッドワース最初はのどかなベルギーの田舎の村かと思ったら、最後のほうでこの閉鎖的な村の正体が明かされる。一昔前ならこんなことがあったかもしれないが、今でもこんなことが行われているなら異常だ。要するに生…

飛べ!ダコタ

監督:油谷誠至悪い作品ではないが、もう一歩心に響いてくるほどではなかった。半年前まで敵国として戦っていた人間を助けられるか。いろいろ葛藤があって当然だろう。当時の日本人の複雑な思いが伝わった。でもこういうことができるのが日本人なんだよね。…

イヴの時間 劇場版

監督:吉浦康裕人間とロボットの話としては結構新しい物語の可能性を感じた。イブの時間という喫茶店では人間もロボットも区別がつかない場所という設定が面白い。普段愛想のないアンドロイドがこの喫茶店では普通の人間らしくなる、この発想がとても斬新に…

モスダイアリー

監督:メアリー・ハロン女子寄宿学校の女同士の嫉妬や喧嘩、そしてレズ的要素どれも中途半端。それにホラー要素も加えられてるがどれも上手くいってない。そもそも怖くない。女性監督ならではな感じは出てるが、もっと女たちのネチネチ具合がないと面白くな…

炎上

監督:市川崑どもりの坊主や片足を引きずった男などの弱者が、悶々と日々日常を過ごす中で常に近くにある美しく輝かしい金閣寺への憧れのようなものが、最終的には火をつけ破壊するというなんとも矛盾を感じながらも主人公的には愛するがゆえの行為だったの…

死霊館

監督:ジェームズ・ワンこれ実話なんだ。「ソウ」「インシディアス」よりはいい。ほぼ家の中だけでいろいろとネタを仕込んでいて工夫が見られる。この手の悪霊ものでは割と良い部類では。ただ怖いと言われていたけど、正直それほど怖さはなかった。あの母親…

バーニーズ・バージョン ローマと共に

監督:リチャード・J・ルイス悪い作品ではない。バーニーという男の半生を描いているんだけど、それほど大した人物でもない。とはいえ3度の結婚と離婚や妻の自殺や親友への殺人容疑といろいろ周りで起こっているんだけどね。なんというかちょっと長すぎる…

インフェルノ

監督:ダリオ・アルジェントアルジェントらしい独特の雰囲気は健在だが、正直面白くない。今までやってきたことの焼き直しでしかない。ただ面白いシーンはあった。川で猫を殺そうとしたら足を滑らせ自分が大量のネズミに殺されかけ、助けを求めたら近くの店…

ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火

監督:カレン・シャフナザーロフ戦車映画。戦車好きにはたまらないだろう。亡霊のように現れる戦車ホワイトタイガーはまるで戦車版「クリスティーン」のような感じで、その戦車アクションの数々は大変楽しめた。全身火傷をおった戦車と話せる男という主人公…

サスペリア

監督:ダリオ・アルジェント独特の色彩、ウジ虫、ゴブリンの音楽(これはいい)といつものアルジェント。相変わらずヘンテコな味はあったけど、これなら「フェノミナ」の方が好き。サスペンスやホラーを期待するとちょっと拍子抜けする。魔女たちの顔は怖い…

劇場版 空の境界/未来福音

監督:須藤友徳前に劇場版7作は観たことあったが、ほとんど忘れてたけどなんとなく世界観は思いだした。未来を予言できる人間との戦い。そこそこは面白いとは思うが、独りよがりな主人公がどうにも好きになれない。スケールも小さいし時系列もよく分からな…

劇場版 空の境界/未来福音 extra chorus

監督:あおきえい30分程度の短編。黒猫、親友の自殺、初詣の話の3本。いつもの小難しい感じのやつではなく、ちょっとゆるかったり、ほのぼのだったり。自殺のやつは重たいけど。。。まあどうってことないけど、ファンにはうれしいのかな。

ダークスカイズ

監督:スコット・スチュワート「パラノーマル・アクティビティ」とやってることはそんなに変わらない。まあこの手の家になにかがいる系の中では割とマトモな出来ではある。