5フィンガーズ

監督:ローレンス・マルキン

拷問の中で繰り広げられる心理戦は中々面白い。映画のほとんどが拷問シーンで占めていて、会話での攻防戦により、除々にライアン・フィリップの正体が明らかになっていくという仕掛け。そしてライアン・フィリップ扮するピアニストの指も一本ずつ切り取られていくので、こういうタイトルが付いているという訳。ラストはどんでん返しがあるわけだが、驚くほどのものではないが、ライアン・フィリップの末路は意外で、こうなるとは思わなかったなあ。