しあわせのかおり

監督:三原光尋

料理が主役の映画か。劇中出てくる中華料理がどれも美味しそうで、その部分では、この映画は成功していると言っていいだろう。また師匠と弟子の関係も、お互いが父と子を思うような、親子のような愛情に包まれており、いい師弟関係であった。演じる藤竜也の優しさが、この映画をシンプルなものにしていると思う。これが山崎努だったら、偏屈ジジイで、随分と違った映画になっていただろう。あぁ卵とトマトの炒め物が食べたくなった。