オーストラリア

監督:バズ・ラーマン

今時、「風と共に去りぬ」のような古典的な大作を撮るという、その心意気はいいが、やはり今の時代にはこういう映画はあまり客が入んないんじゃないかなあ。いろんな要素を詰め込んではいるが、薄っぺらく大味ではあるが、こういうスペクタクル映画は大きなスクリーンで観ることに意味がある。ヒュー・ジャックマンのスター性が大きく発揮されていて、役柄にぴったりとはまっている。俳優も監督もオーストラリア人で作られたこの映画に、バズ・ラーマンの故郷への思いが何となく伝わった気がする。