サムサッカー

監督:マイク・ミルズ

思春期の少年の繊細な心と大人へと成長する過程をとてもテンポよく描いていて、目立たないが編集がいい意味で大雑把なので、非常に見やすかった。マイナーな映画だが、キャストはキアヌ・リーヴスなど意外と豪華で多方面でアーティスティックな活躍をしているマイク・ミルズなので人が集まったということか。人間皆何かに依存して生きているんだなど人生の教訓じみたセリフがたくさん出てくるが、それが邪魔にならず、この青春映画を一層いいものにしている。それとティルダ・スウィントンはさすがに上手い。