ベンジャミン・バトン 数奇な人生

監督:デヴィッド・フィンチャー

時間を逆行する男の人生を描いた映画で、面白そうな題材だが、これが意外と面白味がなくあっさりしている。文学よりなのかエンターテイメント性があまりなく、フィンチャーの凝った映像で退屈はさせないが、胸に迫るような感動が薄い。ブラピのメイクは見ものではあるが、ケイト・ブランシェットの23歳はさすがに無理があるだろ。ケイト・ブランシェットが事故にあう時に、”もしあの時こうしていれば”の映像がデヴィッド・フィンチャーらしく、畳み掛ける映像が素晴らしい。