ガレージ・デイズ

監督:アレックス・プロヤス

デジタル系の監督と思いきやアレックス・プロヤスはオーストラリアでこんなロックな青春映画を撮っていたことに驚いた。オーストラリアという土地柄とロックという組み合わせが新鮮で、これは拾い物の傑作だ。個々バンドメンバーのキャラクターも描けているし、お決まりのドラッグと女というまあどこの国もやるこたいっしょだが、青春の1ページという何ともいえない疾走感があり、観終わった後とても清々しい気持ちになった。ドラッグ服用後の幻覚の映像が面白く、この辺のヴィジュアルセンスやエッジの利いた映像はプロヤスらしい。