象は静かに座っている

監督:フー・ボー

デビュー作が遺作になったフー・ボー監督作で、4時間弱の群像劇。これだけ長くても退屈させなかったのは凄いけど、4時間はさすがにどうなのよ。それを2時間にまとめるのが監督の仕事って気がしないでもない。現代中国を映した人間模様で、この長さと空気にどこか「牯嶺街少年殺人事件」を思い出した。最近の若者は理由なく攻撃するみたいな台詞が、今のSNS時代を象徴してる。絡み合った若者たちが、それぞれに行き着いた象は何を教えてくれるのか。。。