鴨川ホルモー

監督:本木克英

もっと突き抜けたおバカ映画を期待したが、蓋をあければ一体何がしたいのかさっぱりだ。各キャラクターたちの魅力が薄いので、青春ものとしてもキャンパスライフものとしても駄目。コメディっていっても笑えないし、そもそも”オニ”の対決自体が全く面白くないのが致命的。CGのオニを操るにしても、何の戦略もないし、ただ変なオニ語を意味もなく連発するだけじゃあ下らないにもほどがある。小説だと読者の想像力で面白いのかもしれんが、映像化するとどうしてもアホくさいものになってしまい、この世界観に全く乗れなかった。まあとりあえずオニ語の”ゲロンチョリー”だけは覚えたけどね。。。