シャーロック・ホームズの冒険

監督:ビリー・ワイルダー

ビリー・ワイルダーシャーロック・ホームズの組合せだが、さてその出来栄えは。ワイルダーだからか堅苦しさはなく、全体的にコミカルな印象。ワトソンとの漫才コンビも快調。記憶を失った美女、カナリア、宗教集団、ネッシーと謎のてんこ盛りは、若干古臭さを感じつつも、そのサービス精神はあっぱれ。ただ、序盤の白鳥の湖の舞台は、悪くないが、それほど必要なシーンとも思えず、特に伏線がある訳でもないので、ちょっと余分な気もした。