ふたりのベロニカ

監督:クシシュトフ・キエシロフスキー

幻想的な映像とイレーヌ・ジャコブの透明感のある演技で不思議な世界を醸し出している。キエシロフスキーの映画なので、もっと分かりずらいものかと思ったが、難解な表現もあるが比較的見れる映画にはなっている。とにかくイレーヌ・ジャコブが美しく、最後までこの映画を持たせているのも彼女の魅力に負う所が大きい。2人ベロニカが交錯して物語が進んでいくと思っていただけに、ベロニカが舞台の上で突然死ぬというのはかなり意表突かれた。