単騎、千里を走る。

監督:チャン・イーモウ

高倉健がまんま高倉健という役で出た中国映画。「あの子を探して」や「初恋のきた道」の監督らしく田舎の生活や子役の使い方は慣れたものだ。日本パートが随分上手く撮っているなあと思ったら日本編は降旗康男が監督ということで納得。しかし高倉健はすごいよ。あの実直さは演技では出せない彼の生き様が出ていて、まさに高倉健映画といったものになっている。少年のうんこ姿の写真を撮るシーンは健さんの真面目さとギャップがあって結構笑えた。