2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

パリ、カウントダウン

監督:エドガル・マリーフランスオヤジたちの顔ぶれはいいのだが、肝心の話が平凡。もっとオヤジたちの哀愁とかハードボイルド的なものがあれば良かったのだが、逃げたり逃げなかったりはっきりしない展開でチンタラした話がつまらない。

ロスト・ボディ

監督:オリオル・パウロなかなか凝った復讐劇。かなり強引な部分もあるが、しっかりと作られたサスペンス。オチはまあ予想の範囲内。スペイン映画の雰囲気は好き。ベレン・ルエダが小柳ルミ子みたいだった。。。

恐怖ノ黒洋館

監督:ロドリゴ・グディーニョTVのホラードラマぐらいの程度の低いもの。佳作「恐怖ノ黒電話」とタイトルが似てるので期待したのだが、全くのダメダメホラーだった。なにか独りよがりで、恐くないし、だから何で終わってる。凡作。

アフターショック

監督:ニコラス・ロペス監督のイーライ・ロスが主演もしてるチリ製パニック映画。最初はどんな映画か全く知らず、お気楽なバカ騒ぎ映画かと思ったら、突然地震が起きてパニック映画へと変貌する。容赦なくバッタバッタ死んでいくブラック感はイーライ・ロス…

孤独な天使たち

監督:ベルナルド・ベルトルッチ孤独な少年が地下室で姉とダラダラ過ごすだけのなんの面白味もない話。登場人物も少ない、話の広がりもないとベルトルッチは何がしたかったのだろうか。車椅子生活らしいので、今後はもう映画製作は難しいのかなあ。。。

クロワッサンで朝食を

監督:イルマル・ラーグ出演者の年齢が高め。毒舌婆さんの家政婦になったおばさんの話。婆さん版「最強のふたり」風なんだがエンタメ性は低く、二人の友情の結び付きも余り深いものはなく、大きな感動も特にない。ジャンヌ・モローの意地悪ばあさんぶりが凄…

ひみつの花園

監督:矢口史靖この監督の最高作ではなかろうか。こんな面白いもの撮れたんだ。主人公の破天荒ぶりが凄い。話がどんどん横道に逸れて行く面白さ。目的のために水泳やらロッククライミングやら全く別のことをやらされるのだが、どれも極めてしまう能力の高さ…

H.G.ウェルズのS.F.月世界探険

監督:ネイザン・ジュラン月での紙切れの発見から何かミステリー的な楽しさを期待したが、ある老人の回想が月に行く過程が余りに雑すぎて興味を失ってしまった。月に住むアリ人間もなんか着ぐるみ感いっぱいでショボイ。

KG カラテガール

監督:木村好克「ハイキック・ガール!」の武田梨奈主演。話の展開は予想通りすぎるのでどうでもいいが、問題はアクションがどうかということ。「ハイキック・ガール!」が良かった要因のひとつは中達也が実質引っ張っていたのが大きかったが、今回は早々と…

非・バランス

監督:冨樫森中学生女子とオカマの友情?。各々いろいろと問題を抱えているが、正直それがどれもちゃんと解決していないのは気になるが、なんかのほほんとした空気が漂う中に懸命に生きている小市民を優しく見つめている。小日向文世が素晴らしい。

乱れる

監督:成瀬巳喜男これは名作。未亡人と義弟のメロドラマ。この時代にまさかこういう内容だったなんて驚いた。「乱れる」というタイトルが高峰秀子の心情をよく表す。突然の告白から女であることを思い出し、揺れて乱れて苦悩する。嬉しさと許されない思いが…

ハイキック・ガール!

監督:西冬彦話自体は道場破りするだけの中身の薄い作品ではあるが、アクションがしっかりしているので普通に観れるものにはなっている。武田梨奈もアクションが様になっているし、女性アクションスターとして頑張ってほしい。中達也のアクションもキレがあ…

さよなら、クロ

監督:松岡錠司動物と子供には敵わないという典型。60年代〜70年代の日本の学校の姿にもどこか懐かしさを感じる。堅苦しくなった現代とは違う、どこか大らかだった時代の古き良き時代への賛歌。映画館の「卒業」から「ロッキー」に変わる時代の変化もに…

サブウェイ

監督:リュック・ベッソン予想以上につまんない。クリストファー・ランバートが光る棒を持っている写真は見たことあったので、アクション映画かと思っていたら違った。地下鉄を舞台にあーでもないこーでもないと行ったり来たりしながら延々と意味のないやり…

映画 謎解きはディナーのあとで

監督:土方政人TVドラマの劇場版。つまらない。ミステリーとしてもレベルが低いし、なにより安っぽい。櫻井翔や北川景子にも魅力がなく、その他の役者たちもふざけた演技で笑えない。映画化するほどのものではない。

11.6〜最強の現金強奪犯

監督:フィリップ・ゴドーフランスで実際あった事件を映画化。話の本題に入るまでが長い。無理に話を引き延ばしている印象。主人公の行動が不可解で何がしたかったのかよく分からん。凡作。

バレット

監督:ウォルター・ヒルウォルター・ヒル健在。もう過去の人かなと思っていたが、こんなアクション映画でもこのレベルまで持っていけたのは大したもん。スタローンももうすぐ70の割にはキレがある。相棒の韓国人は「ワイルド・スピード」の奴か。あっちは…

ファインド・アウト

監督:エイトール・ダリア手掛かりから犯人へと近づいていく過程はまあまあ。ただもうひと山、そしてもうひとヒネリはほしかったかな。この手の映画はトンデモ映画に持っていく傾向にあるが、そうはせず正攻法で勝負したのはよかった。ウェス・ベントリーは…

外事警察 その男に騙されるな

監督:堀切園健太郎ドラマ版は見たことないが、特に問題なく入れる。なんか韓国映画みたい。正直出来自体は悪くは無いんだけど、韓国好きじゃないんで素直に楽しめないというか。。。朝鮮民族のどうでもいい揉め事を日本に持ち込まないでほしいもんだ。脚本…

二流小説家 シリアリスト

監督:猪崎宣昭原作は読んでないが、このミスなんかでも評判となったデイヴィッド・ゴードンのアメリカ小説。ただ映画としてはさほど評判にならず、あまり期待してなかったが、思ったよりはよかった。キャラクター造形や話の構成などは悪くはなく、前半は結…

カリスマ

監督:黒沢清決してつまんなくはないが理屈っぽく頭でっかちで、何か深いようでいて実はよく分かんない。世界観も登場人物の行動も不可解で、それゆえいつもオドオドした妙な雰囲気があり気持ち悪さがある。これがいつもホラーでは活きてくるんだが、今回は…

コズモポリス

監督:デヴィッド・クローネンバーグ空虚なセリフばかりで全く心に響いてこない。こういうのは小説で十分で映画にする必要性が見えない。キャラクターに誰も共感できないし、魅力も感じない。クローネンバーグはこんなインテリ風なものを目指すのではなく、…

地獄の剣豪 平手造酒

監督:滝沢英輔もっとガチガチのちゃんばら映画かと思ったら、そうでもなかった。死を目前にして自暴自棄だった平手造酒がお吟と出会い次第に変わりだす。前半の平手造酒とお吟の口八丁のけんかのやり取りが素晴らしく面白い。山田五十鈴のツンデレぶりがま…

2つ目の窓

監督:河瀬直美河瀬直美の映画ってこれがはじめて?。まあ少年少女の恋や家庭に悩むという思春期特有のよくある映画で、さほど新味は感じられなかったが、初々しい役者たちの演技やロケ地の素晴らしさで悪い映画ではない。特に少女の吉永淳が色黒でエキゾチ…

ゴジラVSビオランテ

監督:大森一樹平成ゴジラシリーズの第1弾。植物の怪獣ビオランテの存在感が小さい。キャラ造形は不気味で悪くないけど。なにか敵味方がはっきりしないため、どうも話に乗りこめない。ミニチュアもショボイ。超端役で鈴木京香が出ていてびっくり。

カオス

監督:中田秀夫狂言誘拐物。まあまあ捻りは効いているいるが、ネタが全て割れた後の展開がつまらない。話のタネもどっかで見た感じのものだし、映画というよりはテレビドラマで十分な内容。よく分からないのは萩原聖人が死体をなぜ中谷美紀じゃないことに気…

日本沈没

監督:森谷司郎アクション風なパニック映画を想像していたら違った。ありえない話だが、いろいろ考えさせられるものが意外とあった。形は違うが天災やら放射能やらで日本に住めなくなった場合、日本人はどうするのか。ある意味危機管理シミュレーション的な…

アルゴ探検隊の大冒険

監督:ドン・チャフィギリシャ神話を基にした冒険譚。「タイタンの戦い」などを思わせ、こういう神話的な冒険物語はどこか童心に帰り好きかも。話が面白いので現代のCG技術でリメイクとか全然ありだと思う。当時は斬新だった特撮も今観ればショボイ部分は…

ゴジラ

監督:橋本幸治1984年版のゴジラ。ずっと続いていたバカバカしく荒唐無稽なゴジラではなく、80年代に入って原点回帰して作ったゴジラ。なのでふざけてなく一応ちゃんとは作っている。ただ武田鉄矢とかふざけているシーンもあるが。。。あと序盤のフナ…