ある子供

監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌリュック・ダルデンヌ

ベルギーの社会事情もあるのだろうが、主人公がバカすぎる。自分の子供を妻に内緒で売りに出すなんて行動が不可解だ。
妻に愛想をつかれ、犯罪の泥沼にはまっていくまさに典型的な犯罪者であり、よく言う今時の若者だ。妻の許しを得る終わり方は個人的にはもっと突き放してもいいと思うのだが。
ダルデンヌ兄弟は好きな監督だが、今回はいつもよりパンチがない。いつもの唐突なラストも今回は意外と普通。