アポカリプト

監督:メル・ギブソン

中盤までは多少ダレて正直心配だったが、この映画の本番は後半からだ。
捕虜から逃げ出してから、映画は加速しはじめる。これはもう大自然を舞台にしたアトラクション競争だ。黒豹、滝、沼地などのアトラクションを乗り越え、ただただ逃げる逃げる逃げる。そして追う追う追う。アクションの基本をしっかり押さえている。
主人公が自分のフィールドに入ってからは、今度は一人ずつ血祭りにあげていくのも面白い。最後のボス戦は、前半の伏線が利いていて、この手馴れた感じはアクションスターとして多くのアクション映画に出た経験が活きているなと思った。
この出来を見ると、俳優はもうやめて監督に専念したほうがいんじゃね。