ソローキンの見た桜

監督:井上雅貴

日本にロシア兵捕虜収容所なんてもんがあったんだね。日露戦争時のロシア人捕虜と日本女性の悲恋。まあ戦時中はどこの国でもこの手のものはあった。珍しいものではないが、日ロカップルというのは余りない話。正直そこまでエモーショナルなものがなく、若干味気ない気もするが、こういう歴史を知れたことに意義はあった。また阿部純子は主役として綺麗で、堂々と日本女性の美しさを示せていた。でもこの監督はこういうタイプの映画より、前作「レミニセンティア」のような挑戦的な作風のほうが好き。ちょいおまけ。