嫌われ松子の一生

監督:中島哲也

キャラクター自身に魅力が無いため、感情移入しづらく、ただ時代ごとに物語を追っているだけの印象。中谷美紀の魅力で多少その辺は補っているが、全体的に役者が駒というかロボットのようだ。
映像面ではすごい凝っていて、こういう感じは他の日本映画ではあまり無い。監督は意図的にやっている訳だが、こういう作り物的な美術やCGがさらに感情移入させづらくしている。
松子が死んでからの冗長なラストに呆れた。