地獄門

監督:衣笠貞之助

カンヌパルムドール受賞作。なのでお堅い映画かなと若干不安であったが、いやなかなかの映画であった。色彩鮮やかな美術や衣装がまず素晴らしい。その芸術性だけでなく、話も結構異色に感じた。サムライが人妻に惚れ執着する、この駄々っ子のような一見サムライらしくないキャラがちょっと新鮮に見えた。豪快に演じた長谷川一夫がいい。子犬蹴るとこは笑えた。京マチ子は存在感。山形勲の真面目っぷりと三者の個性がそれぞれ引き立っていた。この辺のエキゾチックジャパンが欧米に受けたのかな。。。ちょいおまけ。