大笑い江戸っ子祭

監督:斎藤寅次郎

コテコテあり、ドタバタあり、人情ありと多彩な笑いで楽しませる。キャラクターも沢山いる群像コメディで、江戸の下町商人たちの貧しくも懸命に生きる姿が微笑ましい。拾った子供、富くじ、ネズミ小僧、拾った百両、言葉が丁寧女との縁談などなど、多彩なエピソードが最後に収束するのも見事であった。義理人情があり、ちょっととぼけた三木のり平が素晴らしいコメディアンぶりを見せた。