ミステリーズ 運命のリスボン

監督:ラウル・ルイス

約4時間半の大作。これは運命と愛を描いた壮大な大河ドラマ。19世紀前半のヨーロッパを舞台にある孤児の出生の秘密から始まったドラマは、それに関係する人物の過去、謎、秘密が回想などで語られ、それはまるでバラバラのパズルが一つずつはまっていくような快感があり、こういう映画が実は大好きなので非常に楽しめた。歴史のうねりの中で、登場人物がかならずどこかでだれかと関連があり、その運命のいたずらが余りに壮大すぎて、ちょっと油断するとついていけなくなるぐらい複雑怪奇な物語だった。実は主役なディニス神父は結構曲者だった。あとアルベルトも。この二人の出会いが印象深く、重要な意味があった。しかしなぜ神父は赤子ペドロの暗殺を止めたのか。。。まあさすがに長すぎてちょっと疲れたけど、見応えはありまくりの絢爛豪華なミステリーでした。