群集の中の太陽

監督:井上梅次

50年代後半の日本の青春映画にイマイチ興味ないし、小林旭といってもピンとこなかったが、監督が井上梅次なので観ることにした。だけど観て良かった。なかなかいい映画だった。4人のラブビー部の学生が卒業して社会人になり、前途洋々だったが、社会の現実や厳しさに直面しながら成長していく。麻薬中毒など当時の社会性も盛り込んであった。恋愛、友情、ありきたりではあるが、青春的要素もしっかり描かれていて、嫌みのない良作に仕上がっている。