メトロマニラ 世界で最も危険な街

監督:ショーン・エリス

これ面白い。フィリピンの貧困と犯罪。まだまだ発展途上国だなという印象を受けた。これに比べたら日本の貧困は恵まれてるよ。それはさておき、結局人のいい主人公が最初から最後まで騙されっぱなしだった。普通に仕事してれば、それなりの幸せを手に入れることができたのに、同僚に足元すくわれ、犯罪の泥沼に落ちていく。意外と脚本が練られており、上出来の犯罪映画。ラストのオチも見事に決まった。面接時のジョークも結構好き。しかし随分できる監督だと思ったら、「フローズン・タイム」の監督だったか。フィリピンの映画だったので、正直ややなめていたが、これは思わぬ拾い物だった。