パッドマン 5億人の女性を救った男

監督:R・バールキ

インドのスーパーヒーロー映画ではない。いやある意味ヒーローなのか。生理用ナプキンの開発に奔走したインド人の実話。妻のために始めたことだが、愛のためにここまでできたとは思わない。彼自身が発明家として、物作りの血がここまでさせたと思う。物が物だけに、途中で挫折していたら、理解されずにただの変態で終わっていたかも。めげずに最後まで続けたことが、偉大な人物になれた。歴史とはそういうものである。インド映画なので、全体的にクドイ部分はあるのだが、彼のいい奴ぶりに最後まで魅了された。終盤のスピーチも彼のなりをよく表していた。