由宇子の天秤

監督:春本雄二郎

性犯罪を取材するメディアの人間が、父親とはいえ同じ状況に追い込まれる。結局人間自分が一番かわいい。正論を振りかざしても、自分に降りかかれば隠蔽する。メディア側の人間が、自分たちが作りたいように事件を作れるみたいなことを言ってるのが印象的だし、実はそれってとても怖いことだよなと。そして事件の性質上、隠すことが被害者を救うって考えもある。もはや何が正しいのか分からない。瀧内公美はよかった。そしてお気に入りの河合優実も相変わらず光っていた。