娘は戦場で生まれた

監督:ワアド・アル=カティーブ、エドワード・ワッツ

シリアでの内戦を収めたドキュメンタリー。衝撃の映像の数々。死体の数、血だらけの子供、まるでアクション映画のような空爆の映像等々。一体何と闘っているのだろう。虚しさとやるせない怒りしかない。こんな環境で子供を育てることの恐怖。臨場感というか爆撃のリアルな衝撃がこっちにも伝わってくる恐怖。そしてそれに慣れてしまう恐怖。この戦争にはロシアも関わっている。そして今の子供たちが大きくなった時、その怒りがロシアとかに向い、いつか911みたいなことがロシアで起こるのではないか。負の連鎖は終わらない。