籠の中の乙女

監督:ヨルゴス・ランティモス

この映画の存在は知っていて、とても興味があったので、ようやく観れた。何も情報がなければ、監督はミヒャエル・ハネケかと思うぐらい、ハネケしていた。ギリシャがこういう映画を作ることに、ちょっと驚いたな。父親が家族を外界から隔離して育てるという、子供達が父に洗脳されていて、ある意味、宗教団体のような気味の悪い家族映画であった。ハネケ映画同様、衝撃的映像もあり、バーベルで歯をぬくシーン、ビデオデッキで殴るシーンは痛すぎる。父が娘を探す間、家族が家の前でワンワン鳴くとこが、シュールすぎて笑った。