父と暮せば

監督:黒木和雄

舞台劇の映画化。
原爆で生き残った後ろめたさから幸せになってはいけないと思う娘とそんなことないと励ます幽霊の父。終始この内容の押し問答を繰り返しているだけの印象。無駄を省いた演出も逆に淡白すぎる気がした。また悲惨な体験をしたことは分かるが、残念ながらそれがあまり胸に迫ってこなかった。とはいえ全編ほぼ2人芝居の宮沢りえ原田芳雄の芝居はとても良かった。