マイ・ニューヨーク・ダイアリー

監督:フィリップ・ファラルドー

作品自体はまあまあ程度なんだけど、この映画を包み込む空気感みたいなものがすごくいい。90年代のニューヨークという時代設定が主役。すごく小規模な「プラダを着た悪魔」みたいな感じ。イマイチぱっとしなかったマーガレット・クアリーが初めて魅力を発揮していた。シガーニー・ウィーヴァーもさすがの存在感。サリンジャーってどこか空想上の人物みたいなとこあるから、余計に作品に不思議な空気を作り出している。ちょいおまけ。