天才ヴァイオリニストと消えた旋律

監督:フランソワ・ジラール

フランソワ・ジラールらしい映画。ヴァイオリンだからってわけじゃないけど。時間が経つと、それほど深みはないんだけど、彼が消えた理由がミステリーとして興味を掻き立て、その理由が戦争とそしてポーランド人としての誇りとか民族の歴史を思わせ、彼の人生を一変させるぐらいの衝撃だったのだろう。戦争によって引き裂かれた家族であるが、民族の魂は失われていなかった。歌の伝承というのも興味深いものであった。ちょいおまけ。