朝やけの詩

監督:熊井啓

日本の高度経済成長の裏には、こうした立退きとか自然破壊とか様々な問題があり、そういった犠牲によってなりたっているという現実を覚えておかなければならない。ただ映画としては結局なにが言いたいのか分からず、話も今一つ訴えかける力がない。役者は仲代や佐分利信など重厚。脱ぎっぷりも含め高橋惠子は素晴らしい。北大路欣也も男くさくてギラギラしたものがあった。