2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

フォー・ハンズ

監督:オリヴァー・キーンレ 二重人格物である。試み自体は悪くない。ただそこまで犯人探し自体が面白いものになってないので、その最後の技だけって気がしないでもない。どういうオチに持っていくのかと思ったら、こうきたか。ちとズルイが悪くはないかな。…

帝都大戦

監督:一瀬隆重 「帝都物語」の続篇。どっちかというとこっち方が好きかな。超能力対決がメインのB級チックな作品になっちゃってるが。スクリーミング・マッド・ジョージとか超懐かしい名前。彼が参加してるからか、特撮が結構前面に出てる作品になっている…

帝都物語

監督:実相寺昭雄 昔ちょっとだけ観たことあるが、今回全部観てみた。なんかごちゃごちゃしてるってのが全体的な感想。史実を実は裏ではこんなことが起きていたみたいな歴史の創作はいい。関東大震災も加藤が引き起こしたものみたいな。セットとかは結構金か…

ザ・リディーマー

監督:エルネスト・ディアス=エスピノーサ 観る気なかったけど、監督が「ミラージュ」の人と知って観ることにした。主演も「ミラージュ」と同じ人。なのでアクションはキレがあった。ただ話は陳腐。二人の伝説的殺し屋がお互いの愛する者を殺していて、最後…

最後の晩餐

監督:マルコ・フェレーリ 変な映画。ヨーロッパの名優たちがよくこんなバカげた映画に出たよ。こんなバカが許された時代。とにかく汚ったねえ映画。うんこ、おなら、ゲロとかそんなのばっかの悪趣味に満ちたエログロナンセンスな下品の極み。そしてみんな死…

女王陛下のお気に入り

監督:ヨルゴス・ランティモス ただの宮廷映画にしないのがランティモス。いろいろな映像技法を駆使して、不安にさせる。しかし一番の特徴は音楽だと思う。暗い旋律を反復させ、不穏な空気を作り出す。オリヴィア・コールマンは英TVドラマでよく見る顔。庶…

破れたハートを売り物に

監督:三島有紀子、榊英雄、長澤雅彦、橋本一、青山真治 「オヤジファイト」「父と息子」「この柔らかい世界」「熱海少年探偵団」「ヤキマ・カナットによろしく」の5本のオムニバス。甲斐バンドの楽曲をモチーフにした短編映画なのだが、なぜ今甲斐バンドな…

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System

監督:塩谷直義 「Case.1 罪と罰」「Case.2 First Guardia」「Case.3 恩讐の彼方に__」の3本。各約60分で全3部作の内容。それぞれの各主役は、1は霜月美佳、2は須郷徹平、3は狡噛慎也。出来でいうと2>3>1かな。2の後に執行官となる須郷徹平の…

ショック療法

監督:アラン・ジェシュア 最近だとソダーバーグの「アンセイン」や「キュア 〜禁断の隔離病棟〜」のような、あんな感じの作品。要は怪しい病院に入ったら、おかしな治療をしていて、逃げられなくなってしまう話。あの手の作品の先駆けとも言える。サスペン…

マスカレード・ホテル

監督:鈴木雅之 東野圭吾原作。なんか三谷幸喜臭を感じた。トリックは東野圭吾らしいというか、若干「容疑者X」を思わせた。キムタクはスターとしての輝きがあり、十分映画でもやれることを示した。長澤まさみも素晴らしい。娯楽映画として上出来で続編もア…

オフィーリア

監督:クレア・マッカーシー あまりハムレットに詳しくないので、その辺の楽しみはなかった。なんとなくデイジー・リドリーには華が無いので、イマイチ興味が持てなかったのも大きい。。。

ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。

監督:藤原知之 悪くはない。くじら博物館にも興味は持てた。和歌山県にはくじらの文化があるんだというのも知ることができた。捕鯨は基本賛成だが、それでも取りすぎるのは反対。反捕鯨団体は確かにうざいが、こちらの主張が受け入れられたみたいな描写には…

ソリス

監督:カール・ストラシー ほぼ宇宙船の中、そして一人芝居と低予算なSF映画。まあそれなりに観れちゃったりはするけど、大して面白くはない。基本別の宇宙船からの会話が中心。宇宙船は太陽に向かっており、無事脱出できるのか。。。で?できたの?。

クロスレンジ 報復の時

監督:グレン・カービー なんか非常に分かり辛い。冒頭の過去エピソードとその後の話とのキャラが同じ人間に見える工夫をしてほしかった。まあわざと分かり辛くしてるんだろうけど。あと彼女の彼氏の行動が不可解すぎる。妙に女々しいし、なんで彼女と男を殺…

フリック・ストーリー

監督:ジャック・ドレー 昔ながらの硬派な刑事物。アラン・ドロンとジャン=ルイ・トランティニャンの共演もうれしい。トランティニャンがとんでもない悪党で、人殺しまくり。ちょっとやりすぎだろってレベル。屋根にジャンプするアクションも、今の時代では…

シェナンドー河

監督:アンドリュー・V・マクラグレン 普通の西部劇とは毛色が違う。どっちかと言うとヒューマンドラマ。南北戦争時代に中立で戦争に参加しない家族を描いたもの。確かに反戦物ではあるが、大家族の絆を描いた映画でもある。そして結構容赦のない展開で、戦…

あのコの、トリコ。

監督:宮脇亮 吉沢亮と新木優子は輝いている。ただそれだけ。典型的な少女漫画なのだが、それでもこれはちょっと酷い。ありがちな幼馴染みの三角関係というパターンで、それ自体はまあ別にいいけど、終盤から突如投げやりになり、なんかよくわからん内にむり…

ユリシーズ

監督:マリオ・カメリーニ 「オデュッセイア」とかよく知らないが、まあ冒険物として楽しめた。巨人や魔女などキャラも多彩。特に巨人のパートの葡萄を踏んでワインを作るとこが印象的だった。なんでイタリア語なのか謎だったが、これイタリア映画だったんだ…

人類創世

監督:ジャン=ジャック・アノー 人類始まりの物語。紀元前8万年、原始人の生活を再現。本当にこんな感じだったのだろうか。こういうの見るといつも思うのだが、たかだか約200年前の西郷隆盛の顔すら分からない人類が、そんな大昔のことをどうやって知っ…

フローレス

監督:ジョエル・シューマカー ようやく観れた。デニーロなのに観てなかった作品。思ったよりよかったってのが正直なとこ。当時観るより、今観た方がなんか熟成された感じがする。亡きフィリップ・シーモア・ホフマンが出てるのも大きい。デニーロとホフマン…

タイム・マシン/80万年後の世界へ

監督:ジョージ・パル チープ。でもそれがいい。この安っぽさが味になっている。今のCGなんかよりよっぽどイマジネーションがある。ちょっとゴジラ映画とかの無人島のようなああいうノリだ。生気のないエロイと、地底人モーロックの設定も面白い。モーロッ…

菊とギロチン

監督:瀬々敬久 3時間は長い。でもそんなに退屈はしなかった。ただ女相撲だけでいいのに、そこにアナキスト集団なんかを混ぜるから政治色の強い思想映画になって嫌だ。朝鮮人とか入れるのも鬱陶しい。また朝鮮人の被害者プロパガンダに利用されるぞ。

情無用のコルト

監督:ジャンニ・グリマルディ なんか中途半端なマカロニ。主人公が命知らずで妙にスカした感じがダサく見えた。短いのでテンポはいいが、それゆえ雑な展開にも思えた。最後の老ガンマンとの協力プレーからの殴り合い。正直かっこいいというより、なんじゃそ…

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄(ヒーロー)~

監督:長崎健司 TVアニメの映画版。ファン向け。TV観てないと厳しいと思う。ヒーローたちのそれぞれの個性が活かされ、きちんと見せ場もあり、劇場版としてはまあまあだと思う。ヒーロー物の熱い展開もあった。善を得るために悪になるという、テーマとし…

バトルトラック

監督:ハーレイ・コークリス 「マッドマックス」の二番煎じみたいに言われてるが、そこまで似てるわけではない。全体的におとなしめで、もっと狂っててもよかった。主役もヒロインもパッとしなく、悪役の方が目立っちゃってる。悪くはないが、まあ普通のアク…

ダーケスト・マインド

監督:ジェニファー・ユー・ネルソン 超能力キッズたちの闘い。世界観とかまあまあありがち。この手の話は1本でどうにかなるものではない。3部作とかTVシリーズとかじゃないと厳しい。まあヒットすれば続編もあるんだろうが、無理だろうなあ。。。主役の黒…

LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門

監督:小池健 「LUPIN THE IIIRD」シリーズ第2弾。前作次元よりいい。タイトル通り五ェ門が主役。かなり残虐な描写に驚く。今作がよかったのは敵キャラ、ホークのおかげといっていいかも。やはり敵キャラに魅力がないと盛り上がらない。滅茶苦茶強くて、壊…

正午から3時まで

監督:フランク・D・ギルロイ 面白い。西部劇かと思ったらコメディで、最後はちょっと悲劇であった。ストーリー展開が巧妙で、話が別の方向に転がっていく奇抜さがあった。ブロンソンあるところにジル・アイアランドありで、またかと思ったが意外に悪くなか…

ジャガーノート

監督:リチャード・レスター 豪華客船ものというよりは爆弾処理映画だった。ハリウッドとは違う英国製なニオイは感じとれた。全ては最後の選択へのお膳立て。でも退屈はしなかった。リチャード・ハリスの渋さは言うまでもなく、脇ながら刑事のアンソニー・ホ…

さらばバルデス

監督:ジョン・スタージェス 悪くはない。素朴な味わいはあるし、ブロンソンも渋い。子役も好演している。ただスタージェスにしては随分と地味な西部劇を撮ったもんだ。あと最後がイマイチ腑に落ちない。結局逃げたってことなのか。なんかかっこいい感じで終…